塩屋天体観測所プラネタリウム・天文台訪問記
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パークス天文台訪問記 その3
2002年12月6日・7日

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電波望遠鏡へ進入

64m鏡基部

いよいよ64m鏡へ

シンプルな観測者用キッチン

 ヘルメットをかぶせられたご一行、所長のレイノルドさんに連れられて、電波望遠鏡の中へ入っていきます。

 遠目で見ると分かりませんが、パラボラアンテナを支える基部のタワーも、相当な大きさがあります。人が近づくと、ほとんどアリさんのようです。

 入り口のドアをくぐって最初にあったのが“Astronomer's Kitchen”でした。どこの天文台でも夜食は食べるんだよなぁ、という当たり前のことに改めて感心。

観測室

コンピュータ化されてあっさりした雰囲気の観測室

所長のレイノルドさんの説明

観測室の入り口はこんな感じ

こちらはコンピュータ室

 2階にある観測室はすっかりコンピュータ化されていて、意外にシンプルな感じです。

 所長のレイノルドさんが、現在の観測内容の概要を説明してくれました、英語で。森本おじさんが要所だけ、補足説明をしてくれます。この電波望遠鏡は何か所ものポイントを同時に観測できるので、パルサーの捜索などをメインにやっているのだとか。観測が効率化されたので「大学院生の研究テーマにちょうどよいくらい」なのだそうです。

コントロール室

ごちゃごちゃした雰囲気のコントロール室

いかにもといった感じの機器が並んでいる

 階段を上がって3階へ。こちらはフロア丸ごと、望遠鏡のコントロール室になっています。

 取って代わってメカメカしい雰囲気。ここでパラボラアンテナのコントロールを行っているそうなのですが、その精度はなんと10秒角。1度の1/60が1分で、そのまた1/6が10秒角ですから、すごいものです。あれだけ大きな物をこの精度で制御するのは、相当大変なはずです。

「お皿」の真下

狭い階段を登る
(一緒に行った方に頂いた写真です)

最頂部のキャットウォークにて

 ベランダへ出るように促されて、そのまま外に出ると、今度は階段を上がるように言われました。

 人一人がやっと通れる幅しかない狭い階段、しかも急な場所もあって、ちょっと怖い感じもしたのですが、なんと、64m鏡の真下、最頂部のキャットウォークまで案内して頂きました。

隣にある干渉計用(?)のアンテナ

帰りはこんな階段で下りていきます

それからそれから

 天文台の入口から、64m鏡へ続く道です。パラボラアンテナの影、けっこう豪快で面白いんです。

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(2002年12月6日・7日/2003年9月22日記)

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