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第3回星の友の会例会
2002年12月15日


 2002年度3回目の例会は、12月15日(日)に行われました。
 今回も天文科学館の閉館後から例会が始まるまで、科学館4階の天文ホールが友の会会員向けのオープンスペースとなりました。日食の話題で新聞取材が入ったり、南天の星空に清水さんの航海談と、いろんな話で盛り上がっていました。
 18:00から、プラネタリウムのドームで例会スタート。
 今回は会員の報告が盛りだくさん。最初はしし座流星群レポートです。北へ南へ、フットワークも軽く美しい星空を追いかける田村さん。とれたての写真を交えながらのお話でした。
田村さんのしし群のお話
大西さんの星野写真講習会報告  続いて、大西さんから11月9日(土)に行われた星野写真講習会の報告。
 プラネタリウムのドームの中で実習、その後は科学館東の駐車場にて、実際の星空を撮影したそうです。
(写真ぶれちゃってます、すみません)
 今回のメインディッシュ(?)、12月1日(日)〜8日(日)の、オーストラリア皆既日食ツアー報告。帰国一週間目のホヤホヤのお話です。
 右の写真は、四元さんのレポートの様子。
 13時間の飛行機(片道)に、12時間のバス(片道)、そこまでしてたどり着いたオーストラリア・セデューナは、無情にも広がる雲・雲・雲……
 32秒間の皆既日食のために繰り広げられた、波瀾万丈の物語でした。

 私(福田)のパークス天文台訪問記、「日食病」だけでなく「オーストラリア病」にもかかってしまった北本さんの日食写真食生活の紹介。

 井上さんと四元さんの撮影されたビデオ上映に、ツアーの添乗員となった南さんの挨拶と、お腹いっぱいの日食報告でした。

 参考:友の会会員の撮影した写真のあるページ
  ・星空サポート隊〜明石の星空採集
  ・とほり天文台
  ・塩屋天体観測所(うちです(^^;)
四元さんの日食話
四元さんのスライド
 
 最後に館の井上さんから2003年度の天文現象の解説がありました。
 2003年は火星の大接近(8月27日)。それも数百年に一度の、理論上ほぼ最大の大大接近だそうです。水星の日面通過(5月7日)に昼間の金星食(5月29日)と、2003年は惑星の当たり年!!
 流星群は、りゅう座ι流星群(しぶんぎ群)以外、月の条件があまり良くありません。彗星はNEAT彗星(C/2002V1)が年明けに明るくなるかもしれないそうです。

 
 例会の締めは、いつも通りの天体観望会。
 今年はすでに、3戦3勝の晴天率。今回は16階ドームで月・土星を観望しました。館の方の指導のもと、40cmカセグレン望遠鏡を参加者が操作して土星を導入。季節の割に気流の状態が良く、高倍率で土星の輪のカッシニ間隙を見ることが出来ました。
 参加者のリクエストで、M31アンドロメダ銀河と、M45プレアデス星団(すばる)を観望して、お開きになりました。
 帰りがけに、前日に発売されたばかりの天文科学館の2003年カレンダーが配布されました。そのうち館のホームページでも紹介されるでしょうが、すごくかっこいいデザインです!!

(2002年12月15日/2002年12月19日記)

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