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2003年度最初の例会は、5月24日(日)に行われました。
例会は18時からですが、会員向けに4階の天文サロンを少し前から開放しました。久しぶりに顔を会わせる方もいて、みなさんお話が弾んでいたようです。
例会は、最初に友の会の会長でもある廣瀬館長の挨拶、その後は年度始めということで、役員の紹介と、館のスタッフの紹介がありました。
最初の話題は、5月7日の水星日面通過。昼間の天文現象でしたが、天文科学館では一般公開の観望会がありました。 普通なら仕事をしているはず……の時間帯なのですが、時間の都合をどうつけたのか、なぜか何人もの方がそれぞれの職場やなにやらで観測されていました(私も、まぁ、人のことは云えませんが)。 マイクを持っているのは会員の岸本さん。当日撮影された写真と、機材の紹介をしてくださいました。それと、日面通過の当日、館に来て写真を撮ったという釈くんの作品も紹介されました。太陽投影版をパチリとやったものだそうですが、これがけっこう写っているのです。 |
友の会の例会は、プラネタリウムのドームの中で行います。左の写真、スライドがゆがんでいるように見えるのは、ドームに映っているのを無理やり写真に収めたため。右下の影は、ツアイス投影機です。 右側の写真は、同じく水星日面通過の報告をする四元さん。そういえば神戸新聞の明石版に紹介されていましたねぇ。 |
続いての話題は、なぜか鳥のスライドが登場しました。 「星と鳥の二刀流」という不思議なテーマは、江井ヶ島野鳥の会でもご活躍の長尾さん。夜は星見、昼間はバードウォッチング(いつ寝るんでしょうね?)の両刀遣いで、しかも夜の鳥も楽しんでしまいましょうという面白いお話でした。 といっても、闇夜のカラスではありませんが、夜にはそうそう鳥が見えるわけではありません。鳴き声をドームに響かせながらの、あんな鳥、こんな鳥のお話。「あ〜そういや聴いたことがある」と思い当たる人も多かったのではないでしょうか。 |
次は館の井上さんから、火星大接近の話題。 2年2ヶ月ごとに地球に接近を繰り返す火星ですが、2003年は「6万年ぶり」の超大接近。ということで、肉眼や望遠鏡での観察のポイントをおさらい。 当日のお話の内容を書くと大変ですので、とほり天文台の火星情報のページを紹介しておきます。 |
最後に登場したのは日本旅行明石支店の南さん。 2002年12月のオーストラリア皆既日食で、一躍ワライカワセミのような笑い方で有名になった方。星の友の会会員の特典として、日本旅行明石支店の扱うツアーが割引になりましたというお話。そう、南さん、じつは星の友の会の会員なのです。 秋口には再び、西はりま天文台との合同で、海外遠征の企画も練っているとか。楽しみですね。 |
例会の締めは天体観望会……のはずですが、この日はあいにくの曇り空。 みんなで16階の天体観測室にのぼり、曇ったときならではの、天体望遠鏡大勉強会とあいなりました。 ふだんはなかなか出来ない体験をした人もいて、みなさん、なかなか楽しまれていたようです。 |
※このページの写真は、四元照道さんからご提供いただきました。
(2003年5月24日/2003年6月13日記)