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天文科学館の玄関前には、青色に輝くクリスマスツリーが飾られていました。もう12月、クリスマスももうすぐです。 館内には毎年恒例のカレンダー展。全国から集まったカレンダーが、フロアだけには収まりきれず、階段の壁まで覆い尽くしています。もちろんみんな、表紙のついたまま。「時と宇宙」の明石ならではの年末風景です。 |
観望会のスタートは18:30。一年中でもっとも日の入りの早い季節です。最初はドーム内で星座と、今晩見る予定の月の解説です。 12月に入ったといえ、日が暮れて、頭の真上に輝いているのは秋の星座です。アンドロメダ、カシオペア、ケフェウスにペルセウス。ペガススに悪役のくじら座と、おなじみのエチオピア王家物語。プラネタリウムで聞くと、なんとなく、心に染みいるような気分になります。 |
いよいよ16階の観測室に上がります。天気予報では「大荒れ」だったのですが、夕方には雲間から月がちらほら、顔を覗かせていました。 が……、世の中上手くいかないこともあるもので、この頃には再び、どんよりとした雲が広がってきました。天候回復待ちで、しばしばドーム内で月談義。 天体望遠鏡を覗いたり、特大月面図や月球儀で、トリビア的なお月さんの話で盛り上がります。 |
ところが、間の悪いときはとことん間の悪いもの。天候回復どころか、空からは雨粒まで落ちてくる始末です。大切な望遠鏡を濡らしては大変と、大急ぎでドームのスリット(のぞき窓)を閉めます。 恨めしそうに閉じた屋根を見上げる望遠鏡です。 |
結局、天候回復の見込みなしということで、観望会はお開きとなりました。ま、こんなこともあります。 ところで天文科学館には、クリスマスツリーやカレンダーの他にもお客さんが来ています。 上の写真はロールスロイス製のジェットエンジン、の模型です。同社から川崎重工に送られた貴重品なのだとか。そいや西明石の川崎重工って、昔は飛行機をつくっていたんでしたね。 下の写真は、これまた有名なライトフライヤー、の模型です。今年は飛行機誕生100年ということで(まだ100年しか経ってないんですね)、プラネタリウムで「人類大空へ挑戦」という番組を投影しています。 その関連資料ということなのですが、1階のロビーまで展示物を並べてしまうなんて、なかなかやります。 |
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12月13日は今年3回目の友の会の例会。
12月21日・23日はクリスマスコンサート。
2003年も、いよいよあとわずかになってきたなぁ、と思った観測会でした。
(2003年12月6日/2003年12月7日掲載)