前のページへ戻る>
塩屋天体観測所> プラネタリウム・天文台訪問記>明石天文科学館星の友の会>
2004年度の野外天体観測会は、8月21〜22日の日程で、兵庫県立南但馬自然学校(兵庫県朝来郡山東町)に出かけました。
空梅雨(&台風)でお盆の頃までは晴天続きだった関西地方ですが、観測会の直前一週間ほどはすっきりしない天気が続きます。直前に台風15号が駆け抜けて、台風一過の空も期待されたのですが、結局すっきりしない天気のまま明石を出発しました。
南但馬自然学校から見る竹田城跡(国指定史跡)。中央の楕円の内側、稜線に連なる石垣が分かります。星と関係ない写真でごめんなさい。
南但馬自然学校の校長先生は、モリモトおじさんです。 山椒とサボテンと栗のお話でした。え〜、タヌキにつままれたような顔をしていた方もおられましたが……(笑) |
散歩していたら山椒の木があったので、一つ実を頂いてしまいました。 激辛です。泣けます。 辛いというよりは、口の中にビリビリしびれが来る感覚です。覚悟なしに口の中に放り込んではいけません。種の部分だけではなく、果肉ごと頂いたので、よけいに強烈だったのかも。 |
おじさんの話の後は、外に出て天体望遠鏡の使い方講習会です。自然学校だけあって、備品でたくさん天体望遠鏡を持っています (しかもビクセンの80mmアクロマート屈折+GPE赤道儀で、そこそこしっかりしたセット品)。 講師陣は友の会のベテラン(?)天文家たち。いかにも手作り的雰囲気なのがいいところです。 |
ちょうど近所の人々の盆踊り大会が開かれていたので、飛び入りする人たちもいました。これが意外に難しい踊りで、私はとても覚えきれなくて、周りで食べる方に走っていました。 ちなみにモリモトおじさんも出店を出していて、なかなか繁盛していたみたいです。 えっ! 星を見ているはずの夜に何をやっているのかって? 大変ごもっともなご指摘ではありますが、実は結局、空は曇ってしまいまして、見えた星といえば、ベガとデネブだけでした。相手がお天気ですから、こればかりは仕方ありません。 一番遅くまで頑張った人たちは、23時まで外でブルーシートに寝ころんで天候回復を待ち続け、さらに夜中の1時過ぎまで屋内で待機していたんですよ(オリンピックを見ていただけだという噂も)。 |
||
翌日は、早朝からバードウオッチング大会と、岸本さんによる分光器実習と太陽観察(これは晴れた!)、そして私が講師役になった太陽系大きさ体験ワークショップ(後から名前を付けた)をやりました。
実は持っていったデジカメが壊れてしまって、22日分の写真はありません。ごめんなさい。
でも、この22日の昼間のメニューも聞いたところではまずまず面白かったみたいです。
来年こそは、晴れるでしょう。きっと。たぶん。おそらく。
(2004年8月21〜22日/2004年9月11日記)