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絵本 民家の旅 広瀬 安美
2004年11月3日
(特別展 10.16〜11.30まで開催)


広瀬安美さんというイラストレーターをご存じでしょうか。
私の住んでいる街にポツリポツリと残っている洋風建築を
のんびり訪ね歩いたときにお世話になったのが、
広瀬安美さんの異人館の絵本でした。

まさか天文科学館の特別展で出会うことになろうとは
もちろん思いもしませんでした。

 展示は1階からやっているのですが、こちらは3階。いつもの特別展の会場です。なんか雰囲気が違います。いつもは星の写真や宇宙に関するパネル展示なのに、今回は額に入ったイラストなんです。
 私のなじみの深い須磨〜塩屋〜垂水の異人館は、この奥に展示されていました。今はすでに取り壊されてしまった建物も多く、懐かしいというか、なんというか、不思議な感じがしました。
 実は私、震災後の神戸の住人なので、本当はこのイラストでしか知らない建物の方が多いんです。ていうか私が生まれる前になくなってしまった建物がほとんどなんですよね。
 
3階展示
14階展望室展示  14階展望室にも展示があります。明石海峡を見下ろす、なんて贅沢なギャラリー。
 14階の展示を見ているときに、ちょうど正午を迎えました。日本標準時子午線の上で見る、正真正銘の「太陽南中」です。
 えっ!? 影がまっすぐじゃないって!
 鋭いです。実は均時差の分だけ、少しだけ太陽が西に進んでいるんです。こんなことを実感できるのも、明石ならでは。
正午の天文科学館
関連する品々  もう一度3階に戻って、こちらは出版物や生前使われていた品々が展示されているコーナー。私が図書館で借りて街歩きのガイドブックにした本も入っていました。
 今では神戸観光の代名詞的存在となった北野の異人館街も、ちょうどこういった本が出版された頃が、観光地としての黎明期だったんですね。
 奥にはコースターとかタイルがあって、欲しいなぁと思いました。今でもいけてるんですもん。
 この日は午後から大阪湾海上交通センターのレーダー塔見学に行ったので、特別展だけ見て、天文科学館を後にしました。
 入口にいたタコです。たこフェリーの乗り場にも兄弟分がいました。
菊たこ

2005年の天文科学館カレンダーは、この広瀬安美さんのイラストなのです。
友の会の会員には毎年無料配布されたり、割引価格で購入できたりするので、
密かに期待しているんですが……

(2004年11月3日/2004年11月18日掲載)

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