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特別講演会「ディープインパクト計画で何が分かったか」
2005年7月10日

 2005年7月5日(米国時間7月4日)、NASAの彗星探査機ディープインパクトが、テンペル第一彗星に見事、衝突しました。

 「見事に衝突」というのもへんな話ですが、この探査機は、子機を分離して彗星にぶつけ、飛び散る破片を分析することで彗星の内部成分を調べようという計画なのです。いつぞやの映画にあやかって「ディープインパクト」と名付けられました。

※映画「ディープインパクト」……1998年に公開されたアメリカ映画。彗星が地球衝突コースに乗り、大変なことになる映画です。冒頭の天体観測シーンが無茶苦茶で、その後も天文的見地からのつっこみどころ満載でした。映画の評判自体は悪くなかったみたいです。

 で、このディープインパクト計画の講演会を、急遽やることになったのでした。なにせ案内が届いたのが金曜日だったような。臨機応変の天文科学館です。

けっこう大入り

 しかし、そんな急な案内で誰が足を運ぶのかと思って天文科学館に行くと、顔を見知った方が一人、二人、三人……みなさん土曜日の昼下がりというのに、なんなのでしょう。

 結局、ドームの1/3弱が埋まってしまう盛況ぶり。1/3といっても100人はいますから、大したものです。

ディープインパクト

 30分ほどの時間に、井上学芸員から手際よく今回の観測成果が説明されました。

 衝突から5日ほどの時点ですから、詳しい分析が行われるのはむしろこれから。発表されたさまざまな写真やデータから、どんな謎が解き明かされようとしているのかを分かりやすくお話しいただきました。

 公演の中で紹介された写真は、各地のWebサイトで見ることが出来ます。

 ディープインパクトの動画はこちら。

 これからどんな成果が発表されるのか、楽しみです。

 菊花賞が近くなったら、別のディープインパクトに話題をさらわれてしまいそうな気がするのですが……

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