塩屋天体観測所プラネタリウム・天文台訪問記明石星の友の会活動紹介・海賊版
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納涼フェスティバル
2005年8月12日〜15日

 お盆の間の天文科学館は、これまた恒例となりつつある「納涼フェスティバル」です。

外の様子

 今年はずーっと曇ったり、いきなり雨が降ったりで、はっきりしない天気の4日間でした(しかも蒸し暑い)。屋外のフリーマーケットのブースは、いつものイベントよりすこしまばらです。

帰ってきたシゴセンジャー

シゴセンジャーリターンズ

 期間中、朝一番の投影はこれでした。ゴールデンウィークに人気絶頂を誇った明石のヒーロー、軌道星隊シゴセンジャー。

 一度は敗れ去ったブラック星博士が、月面で再起を図ります。それを追ってシゴセンジャー、月世界へ旅立ちます(シャトルで月に向かうな〜と突っ込むのは宇宙開発好きの悪いクセです、ごめんなさい)。

 さっそうと登場したブラック星博士、舞台(投影機の台)に上がろうとしたら、最前列の女の子にマントの裾を掴まれて階段を登れません。慌ててお母さんが飛び出して事なきを得ますが、会場中がいきなり笑いに包まれます。だって見るからに悪役ですし、そりゃ女の子だってシゴセンジャーの味方をしたくなりますよ。

 ここから先の対決は、シゴセンジャーとブラック星博士のクイズ合戦です。宇宙服もなしに月面はないだろうと思っていたのですが、そこが今回の仕掛けです。クイズに負けると互いの「持ち空気」が減ってしまう設定。相変わらず寒〜いギャグが飛び交いながら(納涼ですし)、星博士の割に頭が悪いブラック星博士、どうしても分がよくありません。

 ブラックホールを出現させようとして(ぉぃ)一発逆転を狙いますが、会場中の子どもたちのかけ声に、またもや負けてしまったのでした。

 ブラック星博士が封じ込められた時計は、翌日のビンゴ大会の賞品になっていたらしいのです。でも時を狂わすブラック星博士の時計なんて、とっても当てにならないような気がしないでもないのですが(^_^;

またもやプラネタリウムは大変!

ドームの行列整理券

 最終日の15日に足を運んだら、なんとプラネタリウムの整理券を配布しています。外の人影がまばらだと思ったら、館内はわんさか人だらけ。

 「すごい、ドームの入口に行列が出来ている」と思って写真を撮ったら、このあと列は3度も折り返し、さほど広くない2階のロビーはラッシュ時の通勤電車のようになりました。

 それにしても、プラネタリウムにやってくる子どもたち。あなたたちマニア過ぎます。

 「はくちょー」とか「さそりー」とか、星座の名前を解説員より先に叫ぶのはご愛敬として、ドームに映っている星の数まで解説員より先に言い当ててしまうんです。何回通っているのですか、君たちは。

それにしても人

ロビーの人だかり

  1階ロビー、こんなんでした。もう、どこから湧いてきたのかという人だかり。左側は館内クイズラリーのゴールの列、右側はプラネタリウムの入場整理券待ちの列です。

 他にも工作教室とか、いろいろやっていたんですけど、そういえば全然、見ていません。何をしていたのかって、4回続けてプラネタリウムを観ていたんです。ドームから出ては整理券をもらって列に並び直し……でも上には上がいるもので、朝一から6回すべての投影をご覧になった強者もいらっしゃいました。

灯籠

ずらりと灯籠

 館の敷地のスロープには、ずらりと灯籠が並んでいました。子どもたちの手作りです。電線が仕込んであったので、夜になると明かりがともる仕掛けだったようですが、残念、点灯したところは見ていません。いろんな賞があって、「館長賞」「副館長賞」なんてえらそうなものから、「シゴセンジャー賞」「星博士賞」なんて館に来ていないと分からなそうな賞、「バラバラ博士賞」なんてほめているのかどうか一瞬考えてしまいそうな名前です。さすが劇団・天文科学館で、「おりひめ賞」「けんぎゅう賞」「かぐやひめ賞」なんてのもありました。

 宇宙空間に道路が延びていて、その上に宇宙船(宇宙車?)が走っているイラストの灯籠があったのですが、ご丁寧に宇宙の道路にも制限速度が描いてあるんです。順法精神を尊重して、個人的に「塩屋天体観測所賞」を差し上げたくなりました。

 タコに墨をかけられて真っ黒になった天文科学館とか、きっと描いた本人にしか分からない謎の星座とか、いろいろたのしい作品展でした。

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