塩屋天体観測所|プラネタリウム・天文台訪問記|明石星の友の会活動紹介・海賊版
前のページへ戻る
2007年7月21日15時50分、佐治天文台着。天候:雨。サブ天文台のドームは霧の中。
天文台の庭にあった極望石。穴の中から北極星が見えるのでしょう。今回は試す機会はありませんでしたが。
2グループに分かれて、天体望遠鏡の講習会。一つ目の班は、貸し切りのサブ天文台で40cm反射望遠鏡の講習。もう一班は小型望遠鏡の講習です。お借りしたのはタカハシFC-50+SPACEBOY赤道儀、カートン8cm屈折+TA経緯台。渋すぎます。重くてあきらめましたが、倉庫には三鷹15cm屈折+GN-170赤道儀なんてのもありました。
夕食。焼き肉。食堂の名は「アルデバラン」。5人分でこのボリューム。
曇ってしまった観望会の代わりに、ナイトメニューで月にまつわるクイズ大会。よく練られたネタに、唸らされました。子どもからちょっとした経験者まで、しっかり楽しめます。
103cm望遠鏡は、ドーム内の見学のみとなりました。さすがに大きいです。接眼部に付いているのは、三鷹光器の「ワンダーアイ」。接眼部の高さを自在に変えることが出来るスグレモノ。公共天文台向けにもっと普及してほしい製品です。
この後、めくるめく大宴会になったのは秘密です。え、写真は、その……えっと。
借り切っていたサブ天文台の「セレス天文台」。この他に「パラス」「ジュノー」「アストラエア」……なんでベスタじゃないのでしょう?
それぞれ、ドーム付きのコテージなのですが、セレス天文台は40cm反射望遠鏡が設置されています。明石の天文科学館のと同じ口径じゃないですか。これを貸し出すとは……太っ腹です。
夜半になると、雲間からチラホラ、夏の大三角の星々が見えたりしたのですが、一瞬見えては雲の中という感じで、とてもまともな観望にはなりませんでした。
翌日は朝一番からプラネタリウム。観望会明けのプラネタリウムって、寝てくれといわんばかりのスケジュールなのですが、なんだかんだと起きて見ていました。
午前中は工作教室。ガリレオ式望遠鏡、ケプラー式望遠鏡、星座早見、下敷き、分光器といった工作キットの中から希望の品をチョイス。望遠鏡はシングルレンズのキットですが、意外によく見えてびっくりしました(シングルレンズなりにですけど)。値段も倍率も押さえて無理のない作りにしているのでしょう。
そのあとは40問もある耐久クイズラリー。全部制覇しようとするなら、館内展示を一回りしなければいけない恐怖の!?クイズラリーです。全問正解できなかったんだよなぁ。2問間違えた。残念。
私は最近お休み中ですが、流星電波観測をやっていたものとしては、ついつい気になります。昼も夜も天気も関係なく流星のモニターが出来るから面白いですね。屋外の低い位置に設置したアンテナが薮に埋もれるのは、夏の山中ならでは。
てなわけで、星はほとんど見ていませんが、それなりに楽しんで無事に天文科学館まで帰って参りました。お疲れさまでした。
他の人の野外天体観測会レポート。
・河野さん(明石市立天文科学館 活動日記)
・春田さん(DOUBLE DOUBLE STAR日記)
・福原さん(この街の空にも星は瞬く)