塩屋天体観測所プラネタリウム・天文台訪問記明石星の友の会活動紹介・海賊版
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2007年度野外天体観測会(春季)
2008年3月8日・9日

 38名を乗せたバスは、一路、南淡路へ。第二神明の子午線通過標識で万歳し、神戸明石鳴門道の子午線標識で万歳する変な一行です。

Day 1:晴

 今回の目的地は、休暇村南淡路。左写真の、小山の上のお城のような建物です。建物左端には、ドームが写っています。実は、天文台付きのお宿です。

 宿からは鳴門海峡が遠望できます。大鳴門橋がバッチリ。こんな豪華な宿でよいのでしょうか。

 各自、部屋で荷物を降ろして自由時間。オプションで、天体望遠鏡の組み立て実習があります。天文科学館で購入した25cm反射望遠鏡と、8cm屈折望遠鏡、販売店直送のまま、梱包も解かずに持ってきてしまったのです。夜が来る前に組み立てないと、今宵の星空に間に合いません。

 25cm反射望遠鏡を組み立てるの図。完全に子どもたちの独壇場と化しました。要所で大人のサポートがあったとはいえ、間違うことなく組み上げたのはさすがです。頼もしすぎるぞ、ほしともキッズ。

 そういえば、夕食タイムがあったのですが、写真はなし。バイキング形式で、なかなか美味しいご飯でした。

 望遠鏡を組み上げた部屋で、「星座ビンゴゲーム」なんてのもやりました。全員に配られた4×4の16マスが書かれたシートに、各自で好きな星座を記入していきます。あとで星座名を読み上げて、マスをつぶしていくわけですが……賞品を狙うなら有名どころの星座を書けばよいものの、ラカイユ先生もビックリのマニアックな星座が続出。

 そうそう、25cm反射望遠鏡も無事に完成しました。放っておいたら一晩中、子どもたちに使われそうです。

 20時からは宿主催の観望会があります。まずはホールでレクチャーを受けます。大きな宿泊施設なので「貸し切り」ではなく、一般のお客さんも一緒です。

 屋上の天文台で、火星と土星を観望。西村製作所の40cm反射望遠鏡が収められているのですが、じつはこれ、、明石の天文科学館と同タイプのものです。接眼部に付いているのは、三鷹光器の「ワンダーアイ」。これは明石にない装備で、ちょっとうらやましいです。

 宿の観望会が終わった後は、屋上を星の友の会用に開放していただきました。

 持込み機材を使いながら、起きてる人だけ起き続けて星を見るのですが、いつもは最大で10cmくらいの望遠鏡なのに、今回は32cm反射 (会員)、25cm反射(館備品)、20cm反射(職員)、10cm反射(会員)、10cm双眼(会員)、8cm屈折(館備品)、5cm屈折(会員)、 4cm屈折多数(会員)、個人の双眼鏡複数……と、なんだか天文イベントの観望会のような品揃え。

 途中、薄雲がかかった時間帯があったものの、一晩中ほとんど晴れっぱなしで、結局、徹夜してしまいました。

 そうそう、露天風呂から星空が見えたのも良かったです。

Day2:晴

 明け方。東の空にのぼる金星と水星を待ち受けます。昨晩の宵のうちに、火星と土星を見て、薄明前に木星を見ていますから、「惑星ぜんぶ見ようよ」で、いきなりシルバー認定証達成の勢いです。

 東の空低くに雲が立ちこめていて、どうなることかと思ったのですが、無事に見つけることが出来ました。

 徹夜組と早起き組で、揃って記念撮影です。

 その勢いを駆って、鳴門の渦潮見学。新月を選んで日程を組んでいますから、大潮で勢いの良い潮流がわき起こる絶好の時期。

 ……なんですけれども、潮流が一番早くなる時期を微妙に外しまして、「あまり期待できないですよ〜」という案内看板を横目に船に乗り込みます。

 で、期待していなかったのですけれども、さすが大潮というべきか、ピークを外しながらもなかなかの渦潮を楽しめたのでした。

おしまい

 てなわけで、このあと、明石に着くまで大爆睡して、記憶が全くないのは言うまでもありません。

 他の人の野外天体観測会レポート。

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