塩屋天体観測所|プラネタリウム・天文台訪問記|明石星の友の会活動紹介・海賊版
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今回の観望天体は「月」。参加者は約60名。ここ数日の中では透明度もよく、加えて春らしい落ち着いたシーイングと、なかなかの好条件でした。
4階日時計広場では、いつもの10.2cm屈折赤道儀に加え、12.8cm屈折赤道儀が修理から復活。
野外天体観測会でデビューした8cm屈折経緯台と25cmドブソニアンがラインアップに加わり、ずいぶん賑やかになりました。ちなみに右写真は特別参加の「ガリレオの望遠鏡」。大人の科学マガジンの付録の試作品です。
25cm反射はさすがの集光力で、M42に向けると、ちゃんと星雲が見えます。これまではトラペジウムしか見えなくて、「このまわりに星雲があるんですけど、街の灯りが明るくて……」と説明か言い訳か分からないような話になることが多かったのですが、今度はバッチリ。今後は明るい星雲・星団も観望天体のラインアップに入れることが出来るようになるので、頼もしいです。
ガリレオの望遠鏡は、一般のお客さんにも覗いていただき、意外に好評。好評といっても400年前の望遠鏡のレプリカだと説明しての話ですけど、小さいながらもクレーターが分かるのが良かったみたいです。
今回はとなりにモニタを用意して、ビデオカメラで撮影した月をライブで流していました。でも写真に撮ろうとすると、意外に難しいです。モアレが出たり、走査線が写ってしまったり。
しかし、自分の眼で見る40cm反射望遠鏡の月は大迫力。シーイングが良く、倍率を上げに上げまくっても大丈夫。上空ののぞき窓から月を見おろしているという感じでした。