塩屋天体観測所|プラネタリウム・天文台訪問記|明石星の友の会活動紹介・海賊版
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6月27日のほしとも☆キッズ勉強会は、一ヶ月を切ってしまった日食に備えて「日食博士になろう!」のテーマとなりました。担当は福原さん。
世間の関心も高いのか、30人の枠に対して、倍の申し込みがあったそうです。
3階展示室に移動して、三球儀を囲んで、日食の仕組みを勉強します。館の展示物で、使えるものは使い倒すのが、ほしとも☆キッズ流。
2階に戻って2002年のオーストラリア皆既日食のビデオを見ます。この時は西はりま天文台の友の会と明石の星の友の会で合同のツアーを組みました(参加者は西はりまの方が圧倒的に多かったです)。
その時に井上学芸員が撮影したビデオを上映。私の隣でビデオカメラを回していたので、皆既日食の間中、私の叫び声が録音されています。何度このビデオを見せられたことか。
太陽の光は強烈にまぶしいので、直接、肉眼で日食を観測することは出来ません。そこで、お手軽に工作できて安全に日食を観測できる日食観測筒を製作します。ピンホールの太陽像を筒の底に映し出すこの装置、天文科学館のオリジナルです。
会場の外ではテーブル一つの即席スタジオが登場。地元のケーブルテレビの取材班が、日食観測筒の作り方を収録しています。
デジカメのCCDは赤外線の感度があります。例えばテレビのリモコン。ボタンを押しても人間の眼では分かりませんが、デジカメのレンズを向けると発光部が輝いていることが分かります。
これを利用して、肉眼では「光を遮って黒く見えるもの」でも、実は赤外線を通してしまうものがあるという実験。日食時にこれをやると、赤外線で網膜を痛める危険があります。
ということで、日食グラスや木漏れ日を利用した安全な観察法もご紹介。
天気は期待薄だったのですが、一通りのお話が終わって外を見ると、なんと晴れているではありませんか。さっそくみんなで外に出て、太陽観測筒を試します。うーん、なんだかアヤシイ儀式をやっているみたいです。
右写真は段ボール箱を利用した巨大ピンホール投影機。これも太陽像を投影できますが、取り回しが大変です。でも大いに目立つことは間違いありません。