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垂水区内の水準点

基準水準点 一等水準点 道路基準点 渡海水準点
22 福田五丁目 443 西舞子一丁目 002-043 塩屋町 S-01 五色山六丁目
444 海岸通 002-046 平磯一丁目
445 平磯一丁目 002-047 海岸通
446 塩屋町二丁目

基準水準点22(神戸市垂水区福田五丁目)


 基準水準点は全国に80ヶ所設けられており、兵庫県にはそのうち3つが置かれています。
 さらにそのうちの1つが垂水区内にあります。

 場所は県道488号長坂垂水線(国道2号線の福田川交差点から学園都市へ抜ける道路)と、第二神明道路の立体交差の南東側です。

 が、私が訪問したときは、どうにも近寄るすべがありませんでした。上の写真のガードの右側、下の写真の石垣の向こうに基準水準点があるはずです。


・交通:山陽電鉄バス「掘割バス停」下車徒歩3分(第二神明ガード下まで)
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

一等水準点443(神戸市垂水区西舞子一丁目)


 垂水区の海岸沿いを東西に貫く国道2号線は、同区西部の西舞子の一部の区間に旧道を残しています。
 須磨側から進むと、舞子公園西の交差点を過ぎて西に100mほどの所から南に分岐し、2号線に平行して西に進み、山陽電車西舞子駅の西方で再び2号線に合流します。マンションも増えてきましたが、車通りも少なく、落ち着いた区間です。

 一等水準点443は、この西舞子一丁目の旧道にあります。道路の北側、「ワコーレパールブリッジ」というマンションの入口の脇です。昔ながらの立派な標石なのですが、まわりをコンクリートで固められ、植え込みや縁石、段差解消のスロープに囲まれ、ちょっと窮屈そうです。

 水準点は一般に主要街道沿いに設置されることになっていますが、バイパス的な新道が開通して国道指定が外されても、水準点は昔のままの道に置かれていることが多いようです。


・交通:山陽電鉄「西舞子駅」下車徒歩5分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

一等水準点444(神戸市垂水区海岸通)


 一等水準点444は、垂水区海岸通の国道2号線の北側歩道上にあります。
 垂水駅を南に出て、2号線の北側歩道を1kmほど西に進んだ場所で、ちょうど歩道が行き止まりになるところに水準点があります。周囲に横断歩道がないので、帰るときは歩いてきた歩道をえんえん逆戻りするしかありません。

 垂水区内の国道2号線沿いの水準点は、基本的に道路の南側に設置されているのですが、この444だけは道路の北側にあります。

 水準点はコンクリートのますの中にあり、ふたで覆われています。ふたには陶製の銘板で「水準点 国土地理院」の表記がなされていて、中には金属標の水準点が収められています。


・交通:JR・山陽電鉄「垂水駅」下車徒歩10分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

一等水準点445(神戸市垂水区平磯一丁目)


 一等水準点445は、垂水区平磯一丁目のの垂水年金会館の入口付近、国道2号線の柵沿いにある……はずなのですが、現在工事のため撤去されています。
 国土地理院の基準点成果等閲覧サービスを見たところ、移転中のため現在測量成果使用不可とのことでした。

 本来はこの写真のほぼ中央、歩道橋の橋桁の下に水準点があったようです。


・交通:JR・山陽電鉄「垂水駅」下車徒歩10分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

一等水準点446(神戸市垂水区塩屋町二丁目)


 一等水準点446は、垂水区塩屋町二丁目の国道2号線南側歩道にあります。

 塩屋駅を出て、2号線を渡り、南側歩道を須磨方面に歩いていくと、コンクリート舗装の上に白ペンキで「↑446」と書いたマーキングが見つかります。かつては街路樹が生えていたであろう植え込み(というか雑草)の中に金属標の水準点があります。

 雑草が刈られたときは分かりやすいのですが、そうでないときは……見つけるのも大変です。

 塩屋駅の東に山陽電車の踏切が3ヶ所あり、その一番東の踏切の少し東側です。といっても踏切があるのは2号線の北側なので、見当をつける手助け程度です。


・交通:JR・山陽電鉄「塩屋駅」下車徒歩10分
・写真はいずれも2004年6月15日撮影
 

道路基準点002-043(神戸市垂水区塩屋町)


 道路基準点002-043は、垂水区塩屋町の国道2号線南側歩道にあります。

 垂水区と須磨区を分ける境川に架かる橋の上、垂水区側の歩道の端に黄色い半球状の物体が埋め込まれていて、そのとなりに水準点があります……が、土に埋もれて水準点自体を見ることは出来ません。
 白ペイントで「↑002-043」の表記があるので、掘ったら出てくるはずです(傷つけたら大変なので止めときました)。

 実は行政区界の「垂水区」の看板の外側にあるので、一見、須磨区にあるように見えるのですが、水準点の場所もれっきとした垂水区です。


・交通:JR・山陽電鉄「塩屋駅」下車徒歩10分
・写真はいずれも2004年6月27日撮影
 

道路基準点002-046(神戸市垂水区平磯一丁目)


 垂水区内の道路水準点、002-044と002-045を飛ばして、002-046になります。
 その道路基準点002-046、垂水区平磯一丁目の国道2号線南側歩道にあります。
 いきなりポツンとあるので、ボーっとしているとすぐ見逃します。近くにある公共の建物は「垂水自動車監視局」というのがありますが、ちょっと地味です。水準点は、この自動車監察局の少し東側にあります。

 金属標の水準点で、多少の傷はあるものの(露出しているから仕方がないでしょう)、彫られている文字もはっきり読みとることができます。
 国土地理院の基準点成果等閲覧サービスでは「道路基準点」なのですが、金属標は「一等水準点」です。


・交通:JR・山陽電鉄「垂水駅」下車徒歩10分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

道路基準点002-047(神戸市垂水区海岸通)


 道路基準点002-046は、垂水区海岸通の国道2号線南側歩道にあります。
 街路樹のたもとの目立たない場所にいきなり金属標の水準点があります。

 目印としては、道路の向かい側に「水垂西」と看板が掲げられた、扉が板張りの大きな倉庫があります(右から読んで「西垂水」です)。

 こちらの金属標はずいぶん傷んでいて、下部の方はひっかいたような傷が目立ちます。幸い中心の十字の印は無事なのですけれども。
 実はこの水準点、もともと「00*-008」(*は判読不能)の番号が刻まれていたのですが、それを消して「002-047」の番号が刻んであります。どこかの金属標を転用したのでしょうか。


・交通:JR・山陽電鉄「垂水駅」下車徒歩5分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

渡海水準点S-01(神戸市垂水区五色山六丁目)


 渡海水準点S-01は、垂水区五色山六丁目の番ヶ平住宅の1号棟と7号棟の間、JR山陽線を見下ろす金網のそばにあります。
 金網に「水準点」の小さな看板があって、場所は比較的すぐ分かるのですが、古タイヤやバッテリーや、物置場というより、半ばゴミ捨て場と化した場所なので、肝心の本体がすぐに分かりません。
 コンクリートの塊(ふた)の下にありました。


・交通:山陽電鉄「霞ヶ丘駅」下車徒歩5分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影