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垂水区内の三角点

一等三角点 二等三角点 三等三角点 四等三角点
5135-70-6301 細道 5135-70-5401 垂水区役所
5135-70-6601 東垂水 5135-70-8401 荒ヶ谷
(ありません) (ありません) 5135-70-8502 名谷 5135-70-8601 東名
5135-70-9701 奥畑 5235-00-0501 尾僧谷
5135-70-6701(須磨区) 鉢伏山
5135-70-7801(須磨区) 立原谷

三等三角点 東垂水(神戸市垂水区青山台一丁目)


 三等三角点「東垂水」は、垂水区青山台一丁目、新塩屋高層配水池の敷地内にあります。
 井植記念館の隣と言った方が、通りがよい場所です。

 配水池のある場所は、通称「ジェームス山」と呼ばれる高台のもっとも高い場所です。三角点は北側斜面にありますが、南側を望める井植記念館敷地からの眺めは絶景です。

 三角点は立入禁止の石段を登った場所にあるのですが、下からでも標識のある場所を示す杭と保護石を見ることが出来ます。


・交通:JR・山陽電鉄「塩屋駅」下車徒歩20分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

三等三角点 名谷(神戸市垂水区学が丘五丁目)


 三等三角点「名谷」は、神戸国際大学付属高校のチャペルの敷地内にあります。

 神戸国際大学は、以前は八代学院大学という名前で、1992年に校名を変更、さらに2002年に六甲アイランドに移転しました。付属高校の方は以前と同じ垂水区学が丘にあり、赤煉瓦づくりのチャペルも道路を挟んで隣接した敷地に現存しています。

 三等三角点はこのチャペルの裏手にあります。名谷に沿って広がる名谷町を見下ろす場所にあり、「学が丘」が1974年に地名となるまではここも名谷町の一部でした。[「新 神戸の町名」神戸史学会,神戸新聞総合出版センター(1999)]


・交通:山陽電鉄バス「多聞東小学校前」バス停下車徒歩8分
・写真はいずれも2004年7月11日撮影
 

四等三角点 垂水区役所(神戸市垂水区海岸通)


 四等三角点「垂水区役所」は、垂水区海岸通にあります。
 国道2号線「商大筋」交差点から自動車の入れない細い路地を南にくだり、次にマリンピアの埋立地を東西に走る車道に沿って西に折れます。広い歩道の北側を見ながら西に歩いていくと、植え込みの中に三角点の場所を示す白い杭が見えてきます。名称の「垂水区役所」とは全く別の場所にあります。

 かつての垂水区役所は駅の南側、国道2号線とJRの間にありました。四等三角点「垂水区役所」も、もともと同じ場所に設けられていたのですが、駅北側の再開発に伴って、区役所は駅北東の再開発ビルに移ってしまいました。
 三角点の方はといえば、こちらもなぜか元の場所を離れることになり、区役所とは逆方向に移設され、2号線のさらに南側、縁もゆかりもない埋め立て地にやってきてしまいました。

 名称の由来となった建物も、三角点自体も元の場所から移動してしまった事例は、珍しいのではないかと思います。


・交通:JR・山陽電鉄「垂水駅」下車徒歩10分
・写真はいずれも2004年6月26日撮影
 

四等三角点 東名(神戸市垂水区名谷町)


 四等三角点「東名」は、垂水区名谷町にあります。名谷町が福田川をはさんで東西に東名と西名に別れ、その東名に当たります。
 名谷というと、市営地下鉄西神・山手線の名谷駅(須磨区)の方が有名ですが、地名としては垂水区の名谷の方が先にありました。

 三角点は福田川のそばにある東名奥津神社の北側の道をどん詰まりまで上っていき、神戸市の水道接合弁の建物の脇をすり抜けて、少し南に下ったところにあります。書いてるだけでも分かりにくいですが、実際分かりにくい場所です。
 現在は見通しも利きません。


・交通:山陽電鉄バス「東名谷」バス停下車徒歩30分
・写真はいずれも2004年7月11日撮影
 

四等三角点 鉢伏山(神戸市須磨区西須磨)


 四等三角点「鉢伏山」は、旗振山の頂上にあります。国土地理院の測量基準点閲覧サービスでは須磨区に分類されていますが、実質的には須磨区と垂水区の境界線上なので、ここでも紹介しておきます。

 「鉢伏山」という名称ながら、実際は地元で「旗振山」と呼ばれている山の頂上にあります。本当の鉢伏山は、尾根続きの一つ南側のピークです。
 三角点の名称は便宜的に付けたものなので、実際の地名と異なることは、さして珍しいことではありません。ただこのせいなのかどうなのか、国土地理院発行の地形図には「鉢伏山」の名称記載はあるのですが(正しい位置に書いてあります)、三角点のある「旗振山」の名称は書かれていません。
 標高は、鉢伏山が248m、旗振山が252.6m(三角点の標高)で、旗振山の方が高いのです。

 上の写真で、三角点の向こうの手すりに白い看板が掛かっていますが、これは須磨区と垂水区の境界を示すものです。かつては摂津国と播磨国の境界線で、看板の向こうに刻まれた「境川」の谷が国境でした。

 三角点の周辺一帯は「須磨浦山上遊園」として整備されていて、明石海峡の絶好のビューポイントです。梅や桜の時期は大勢の観光客で賑わいます。


・交通:山陽電鉄「須磨浦公園駅」下車徒歩40分、JR・山陽電鉄「塩屋駅」下車徒歩40分
    または須磨浦公園駅からロープウェイ・カーレーターを乗り継いで、終点から徒歩5分

・写真はいずれも2004年6月27日撮影
 

四等三角点 立原谷(神戸市須磨区西須磨)


 四等三角点「立原谷」は、鉄拐山から高倉台へ向かう尾根の上にあります。ここも国土地理院の測量基準点閲覧サービスでは須磨区に分類されていますが、実質的には須磨区と垂水区の境界線上なので、紹介しておきます。

 1/25,000地形図では、第二神明道路の高倉山トンネルの真上にあるのが分かるのですが、現地では地面の下のトンネルなど、場所を示す当てにはなりません。高倉台側からの方がアプローチしやすく、削り取られた旧高倉山から鉄拐山方面へ整備された階段を登り、階段が途切れて山道になったところからほどない場所にあります。山道になって、最初に道が左側(南側)に折れる場所の、道の左側の低いピークの上にあります。

 周りの木が生い茂っているので、現在は全く見通しの利かない場所ですが、第二神明道路を走る自動車のエンジン音だけはひっきりなしに聞こえてきます。


・交通:神戸市営バス「高倉台」バス停下車徒歩20分
    山陽電鉄「須磨浦公園駅」下車徒歩55分
    または須磨浦公園駅からロープウェイ・カーレーターを乗り継いで、終点から徒歩20分

・写真はいずれも2004年6月27日撮影