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観測所雑記帳 Oct. 2003
ホームページ開設2周年 2003年10月1日
になりました。よくも続いているものです。
今後ともよろしくお願いします。
田辺一鶴科学講談 2003年10月4日
明石市立天文科学館でのイベント。200人くらいいらしていただろうか。
実は講談というものを生で聞くのは初めてなのだが、それよりも何よりも、前の晩3時間余りしか寝ていなかったのがいけなかった。
プラネタリウムのリクライニングシートはこんなときは体に悪い。本題の「ノーベル賞と小柴博士」の部分がまるっきり記憶にないのだ。東京オリンピックのネタあたり、実に面白く聞いていたのだけど……何をしていたのだろう(;_;)。
終了後は例によって、観望会。日時計広場で望遠鏡3台を2人で切り回す。
明石の観望会では、久々に雲のない絶好の観望会日和。月と火星と役者もそろって、言うことなし。
8月9月の火星観望会では、なんというか、あふれる人並みに鬼気迫るような雰囲気すら感じたのだが、200人あまりなら、けっこう余裕を持って見る時間があって、見る方も望遠鏡の操作方も、落ち着いたもの。ゆっくりしすぎたせいか、観望会が終わったのは22時で、こちらは結局、遅い時間になってしまったけど。
リクエストで天王星や、M31や二重星団など、ちょっと楽しませてもらった。
神舟5号 2003年10月16日
15日に打ち上げ成功した、中国初の有人宇宙船「神舟5号」。
ソユーズのコピーとか、いろんな声もあるが、たとえコピーにしろ、独自に運用できるのはそれだけの技術力をしっかり学び取って自分のものにしているということである。いろんな人のコメントがあったが、毛利さんのはさすがだった。国の枠など眼中になく、素直に仲間を迎える讃辞を贈れるのは、宇宙に出た人ならではなのかな。
16日朝、この神舟5号を見ようと早起きしたのだが、残念ながら果たせず。人工衛星が一つだけ見えたが、どうやらロシアの気象衛星だったようだ。
肉眼黒点 2003年10月27日
肉眼黒点が出ているという情報が、いろんな掲示板で流れている。
太陽など、いつでも見ることができそうな気がするが、仕事をしていると意外にタイミングがつかめず、気が付いたら日が暮れている。今日は日食グラスを職場に持ち込んで気合いを入れてみた。
昼休みに見てみたら、意外に簡単に見えてびっくり。しかも2つも。最初はこそこそ見ていたのだが、これならと、同僚も誘って見てもらう。「あれで地球と比べてどのくらいの大きさなの?」とか、「あれは燃えてないから黒いのか?」とか、いろいろ聞かれてしまい、まるで観望会状態だった。
肉眼黒点・続 2003年10月30日
3日ぶりに太陽を見上げる。前に見えた2つの黒点のうち、片方は太陽の縁に沈んでしまったが、前回見えなかった群が急成長して、なんと今回も肉眼黒点が2つ見えている。これはびっくり。
大フレア 2003年10月31日
10月28日に発生したフレア。なんでも観測史上3番目とかいう規模だったらしい。
塩屋天体観測所では、29日午後に4時間ほどホワイトノイズで流星電波観測のデータが取得できなくなり、31日朝も、季節はずれといえる超強力なスポラディックE層によるエコーを確認した。この超強力さは、塩屋天体観測所の観測史上最強レベル。このあたりも、フレアの影響なのかもしれない。
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