兵庫にまつわる小惑星へ戻る>

10227 Izanami (伊弉冉)
【伊弉冉尊/日本神話中の神】


発見日の位置

軌道シュミレーション
NASA's Near-Earth Object Program Office


登録番号10227仮符号1997 VO6
名称Izanami (伊弉冉) 発見日 1997年11月4日
発見者香川哲男,浦田 武提案者浦田 武
軌道要素2000.0年分点(MPCORBによる)
元期 2001年10月18日
平均近点角 267.39677°
平均日々運動 0.17786861° 近日点引数 158.65548°
軌道長半径 3.1313852天文単位 昇交点黄経 244.40877°
離心率 0.0652497 軌道傾斜角 12.62024°
公転周期 5.54年 標準等級 12.2等




 1997年11月4日に香川哲男さんと浦田 武さんによって発見された小惑星。
 命名の由来となった伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、日本神話の中で天つ神の命を受け、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と共に国土や神を生んだ女神です。
 伊弉諾尊・伊弉冉尊の二神は、天上から造り上げた「淤能碁呂(おのころ)島」で夫婦の契りを結ひ、国生みをしました。はじめに淡路島を生み、続いて四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡、本州と日本の国の骨格をなす大八島を生み出したとされています。
淡路島の南の沖合に浮かぶ沼島。淤能碁呂島伝承地の一つです
 二神が契りを結んだ淤能碁呂(おのころ)島の所在地は各地に伝承が残っていますが、淡路島周辺では淡路町の絵島、紀淡海峡友が島の沖の島、南淡町の沼島、三原町のおのころ島が比定地としてあげられています。
 国生みの後、神を産み始めた伊弉冉尊は火の神・火之加具土神を生んだことで焼け死に、黄泉の国へ去ることになります。

<参考資料>

・「広辞苑 第四版」,岩波書店(1991)
・「兵庫県の歴史散歩 上」,山川出版社(1990)

このページの先頭へ戻る>
兵庫にまつわる小惑星へ戻る>