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4200 Shizukagozen (静御前)
【静御前/源義経の妻・平安時代末】


発見日の位置

軌道シュミレーション
NASA's Near-Earth Object Program Office


登録番号4200仮符号1983 WA
名称Shizukagozen (静御前) 発見日 1983年11月28日
発見者番野善明,浦田 武提案者浦田 武
軌道要素2000.0年分点(MPCORBによる)
元期 2001年10月18日
平均近点角 313.30795°
平均日々運動 0.21907489° 近日点引数 240.45184°
軌道長半径 2.7252582天文単位 昇交点黄経 242.42000°
離心率 0.2255998 軌道傾斜角 7.80025°
公転周期 4.50年 標準等級 13.5等




 1983年11月28日に番野善明さんと浦田 武さんによって発見された小惑星。
 命名の由来となった静御前は、源義経の妻。一説には1165(永万元)年の生まれと言われています。
 舞の名手として知られ、源義経との恋に落ちますが、やがて義経が兄・源頼朝の追討を受けるに当たり共に逃亡生活を余儀なくされます。やがて吉野の山中で義経と別れ、頼朝勢に捕らえられた静は鎌倉に護送されます。頼朝に舞を披露するよう命ぜられ、義経を想う舞を舞ったことから、怒った頼朝を妻の北条政子が諫めた逸話はよく知られています。
 やがて身ごもっていた義経の子どもを出産しますが、頼朝の命で殺され、奥州平泉で義経が討たれた後は頼朝の妹の夫である一条能保のもとに預けられました。
 一条能保の荘園が淡路島の志筑にあったことから、静もこの地に移り、1211(建暦元)年に世を去ったと伝えられています。現在、津名郡津名町志筑に静御前の墓が残されています。
 義経没後の静については諸説あり、埼玉県栗橋町にも静御前の墓があります。

<関連ウェブサイト・参考資料>

静の里公園(津名町役場ホームページより)
・「兵庫県の歴史散歩 上」,山川出版社(1990)

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