登録番号 | 6866 | 仮符号 | 1992 CO | ||||||||||||||||||||||||
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名称 | Kukai (空海) | 発見日 | 1992年2月12日 | ||||||||||||||||||||||||
発見者 | 大友 哲 | 提案者 | 大友 哲 | ||||||||||||||||||||||||
軌道要素 | 2000.0年分点(MPCORBによる) | ||||||||||||||||||||||||||
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命名文 |
M.P.C. 35484 |
小惑星回報 35484号 |
1992年2月12日に大友 哲さんによって発見された小惑星。 命名の由来となった空海は平安時代初期の僧で、真言宗の開祖。804(延暦23)年に唐に渡って密教を学び、帰国後は朝廷の信任を受け、京都の東寺・高野山の金剛峰寺の経営に努め、真言宗を国家仏教として定着させました。 弘法大師の諡号で知られ、全国各地に弘法大師の事跡が残されていますが、その多くは後の世の高野聖によって創作されたものとされています。 日本で3本の指に入る書道の名人でもあり、「弘法も筆の誤り」のことわざはよく知られています。 |
六甲山系の名刹に再度山大龍寺と摩耶山天上寺があります。 再度山大龍寺(神戸市中央区)は空海が唐に渡る前、この山に登って求法を祈り、帰国後再びこの山に足を運んだことから、再度山の名が生まれたと言います。また空海の渡唐の時に船を守った竜神大蛇が帰国後の登山の時にも現れたと言われ、これが寺号の由来になっています。 摩耶山天上寺(神戸市灘区)には、釈迦の聖母である摩耶夫人像がまつられていますが、これは空海が持ち帰ったものといわれています。摩耶山の名はこの摩耶夫人にちなんだものです。 |
<関連ウェブサイト・参考資料> ・かたりべ 再度山と大竜寺(神戸市役所ホームページより) ・「広辞苑 第四版」,岩波書店(1991) ・「兵庫県の歴史散歩 上」,山川出版社(1990) |