こんな状態で観察しています。P.S.T.はF2経緯台に載せています。観望だけなら支障ないのですが、写真撮影をするとなると、微妙な構図の調整が必要なので、微動が欲しくなります。 実は眼視だけの場合と、カメラを押しつけた状態のフリクション(摩擦)が微妙に違うのです。眼視時に最適化すると、カメラを押しつけたときにユルユルだし、撮影時に最適化すると、眼視時には動きが渋くてカクカクしてしまいます。 このあたりはバランスに敏感なフリーストップ経緯台の弱点といえば弱点です。見かけは精悍でいい感じだと思っているのですけれど。 |
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こんな状態で室内観望してます。写真はアイピースにデジカメを直接押しつけての「手持ちコリメート」です。 |
なんでこうなるの? カメラ編
左は撮影して画像処理をかける前の太陽像です(50%縮小)。 このまま処理してもあまり表面の模様が分からないので、いつも白黒にして処理した画像を掲載しています。どうせ元はHαの単色像です。白黒だって差し支えないや、とそう思っていました。 ところが実はちょっと、変なのです。 Hαは波長656nmの太陽像ですから、カラーだと真っ赤になるはずなのに、なぜかオレンジ色の太陽が写るのです。もちろん眼視だと真っ赤っかです。なんでだ? |
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2004年12月21日08:30(JST) 望遠鏡 Coronado P.S.T.(f=400mm) アイピース PENTAX XL10.5mm カメラ Canon PowerShot A70 5.4-16.2mm F2.8-4.8 (ワイド端5.4mmで使用・手持ちコリメート) 露出 1/30 絞りF2.8 ISO=50(マニュアル) |
ということで、デジカメで撮影した画像をRGBの3色に分けてみました。R画像だけに情報があって、G画像、B画像は真っ暗になるかと思いきや……R画像は完全に飽和して「白飛び」状態(白じゃなくて赤ですけど)。なぜかG画像に一番模様が出ていて、B画像もなんとなく何やら写っています。こりゃまたどういうことか。
上のカラー画像と比較すると、R画像はプロミネンスの部分まで完全飽和。G画像が一番階調が表現されていて、よく見るとプロミネンスもきちんと表現できています。B画像は……よく分かりませぬ。
Registaxでヒストグラムを表示させると、こんな状態です。
Rが思いっきり飽和していて、Gがほどほどの階調を持っています(Bはよく分からない)。
考えるに、デジカメのCCDの前に付いているRGB各色のフィルターのうち、Gフィルターが実はHαの波長をほどよく透過していて、ちょうどいい具合に階調を表現できているのではないかなぁと。ふつうのデジカメでしたら、もともとG画像に割り当てられている画素はR・Bの2倍あるはずですから。
てことは思いっきり速いシャッターを切ったら、R画像が飽和しないでちゃんと階調を表現できるのかなぁ? 今度実験してみます。出勤前に撮っているから、あまり余裕がなくて、いつも忘れてしまうんですけどね。