様々な天文現象のうち、日本の切手に取り上げられているのはオーロラ・流星・彗星です。オーロラは南極探検・南極観測にちなんだ切手に、流星は「流れ星」のイメージで様々な切手に描かれています。異色なのは1986年に地球に接近したハレー彗星、太陽・月・地球以外の太陽系天体を描いた珍しいものです。
![]() 切手の図案は南極大陸地図とオーロラ、観測船「ふじ」です。写真ではよく見かける赤いオーロラですが、肉眼で見える機会はそれほど多くないそうです。 (1965.11.20発行) |
![]() 「宗谷」「ふじ」に続く3代目の南極観測船「しらせ」の就航記念に発行されたもの。艦名「しらせ」は上記の白瀬矗中尉から名付けられました。日本の南極観測隊は、南極で数多くの隕石を発見していることで知られています。その数ゆうに1万個以上。切手には「しらせ」と天に掛かるカーテン状オーロラが描かれています。 (1983.11.14発行) |
![]() 1986年の暑中見舞ハガキ「かもめーる」くじ賞品の小型シート。シートのデザインが星空をあしらったもので、2枚の切手の間に、尾をたなびかせた彗星が描かれています。この年春に観測好機を迎えたハレーすい星をイメージしたものと思われます。 (1986.9.20発行) |
![]() 代表的クリスマスソングの一つ「ジングルベル」。空をかけるトナカイの向こうに流星が2つ……または雄大なダストテイルをひいた大彗星が2つ並んでいる夢のような光景。さてどちらなのでしょう。 (1997.12.8発行) |
![]() 1910〜12年にかけて南極に挑んだ南極探検隊。白瀬矗(のぶ)中尉を隊長とする一行は氷山など幾多の困難と闘いながら、南緯80度5分地点まで到達。一帯は「大和雪原」と名付けられ、現在も世界各国で使われる地名となっています。切手は白瀬中尉の肖像にオーロラをあしらったデザインです。 (1999.9.22発行) |
![]() 永六輔作詞、中村八大作曲、坂本九が唄った「上を向いて歩こう」は1960年の発売。国境を越えるヒット曲となり、今も歌い継がれる名曲です。切手は楽譜に星空をあしらったデザイン。写真は国立天文台提供のもので、左上に流星が写り込んでいます。回転シャッターを使用した観測写真と分かるのが、星好きの心をくすぐります。なお小惑星6890番には“kyusakamoto”の名が付けられています。 (2000.7.21発行) |
![]() 1986年2月に近日点を通過したハレーすい星は世界中の人々の注目を集めました。日本からは初の惑星探査機となる「さきがけ」「すいせい」が打ち上げられ、旧ソ連やヨーロッパとの国際協力の下、観測が行われました。もちろん地上でも多くの人々が夜空の彗星を楽しみました。南半球での観測条件がよかったため、オーストラリアへ渡るアマチュアもたくさんいました。この切手は日本で初めての五角形切手。図案は「ハレーすい星のイメージ」です。 (2000.11.22発行) |