塩屋天体観測所切手の星空
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七夕

 7月7日は七夕(たなばた)です。年中行事としてすっかり定着した星にまつわる行事ですが、新暦7月7日は梅雨の真っ最中で、なかなか実際の織女・牽牛に出合う機会はありません。最近では旧暦の7月7日を「伝統的七夕」として広めていこうという動きが少しずつ広まりを見せています。夏の盛りの安定した気候の中で、本来の風情で星空のロマンスに想いをはせるのもよいのかもしれません。

年中行事シリーズ
たなばた

たなばた

 「年中行事シリーズ」として発行されたもので、このシリーズではほかに「ひなまつり」「七五三」「節分」が取り上げられています。笹飾りに願いを託す子どもと星空の、家庭的な雰囲気の七夕が描かれています。

(1962.7.7発行)

ふるさと切手・宮城
仙台七夕まつり

仙台七夕まつり

 日本でもっとも知られた七夕まつりといえば、仙台のそれでしょう。毎年月遅れの8月7日前後に開催されます。もともとは伊達政宗が奨励したという逸話もあるようですが、明治の改暦などで一度衰退。それを昭和の初めの不景気の折りに地元の商家有志が復活させ、第二次世界大戦による中断を経て、現在のようなスケールに成長したのは戦後のことだそうです。ついつい「青葉城恋唄」を思い出してしまう世代もあるのではないでしょうか。切手には豪壮な吹き流しが描かれています。

(1999.5.14発行)

ふるさと切手・神奈川
湘南ひらつか七夕まつり

湘南ひらつか七夕まつり

 「日本三大七夕まつり」というのがあるそうで、仙台・平塚・安城の3つを指すそうです。その2番目にあげられた「湘南ひらつか七夕まつり」は、1951年に戦後復興への意気を込めて開催されたのが始まり。仙台七夕祭に範をとり、やはり地元の商店街を中心に進められたのだそうです。こちらは毎年新暦7月7日前後に開催されています。切手はもともと2枚連刷なのですが、手元にある1枚だけの紹介です。

(2000.6.2発行)

塩屋天体観測所切手の星空
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