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 「星の友の会」最大のイベント(?)、2003年野外天体観測会の季節がやってきました。
 会員のみなさんには、すでにお手元に要項が届いていると思いますので、ここでは
「勝手に」見どころや楽しみ方を紹介したいと思います。

◆日程
7月20日(日) 9:30 明石市立天文科学館 出発(集合 9:15)
11:00〜13:00 にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」
16:00 ペンション「アルビレオ」到着
夜間 星空観察
7月21日(月・休) 13:00 ペンション「アルビレオ」出発
15:30〜17:00 加古川総合文化センター
18:00 明石市立天文科学館 到着
 
◆参加費
大人 15,500円
高校生 15,100円
中学生以下 14,000円
 
※詳しくは、天文科学館から送られている案内をご覧ください。

1日目・11:00〜13:00

にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」

にしわき経緯度地球科学館
Webページhttp://www.city.nishiwaki.hyogo.jp/Nishiwaki/
kagakukan/kagaku1.jsp


〒677-0039 兵庫県西脇市上比延町334-2
TEL 0795-23-2772 FAX 0795-23-3110

交通:JR加古川線「日本へそ公園駅」下車徒歩5分


 東経135度・北緯35度の「日本のへそ」にある科学館です。明石の時計台も目立ちますが、こちらの土偶のようなデザインも結構インパクトがあります。

■見どころ・天文編
口径81cmの反射望遠鏡があります。天文科学館の望遠鏡の2倍の口径! 明るい星なら昼間でも観察することができます。晴れていれば、昼間の星を見るチャンスがあるかも。
 
プラネタリウム「メディアグローブ」があります。小型ですが、CGで星を映し出す変わり種。明石の投影機がアナログプラネの究極なら、こちらはデジタルプラネの究極です。
 
■見どころ・地理編
東経135度・北緯35度の交差点「日本のへそ」があります。時間に余裕があったら訪ねてみたいもの。

日本のへそ、実は2ヶ所あります。一つは経緯度科学館から北に5分ほど歩いた場所の「経緯度標」で、1919年に建てられた由緒あるもの。もう一つは経緯度科学館のすぐ東の丘にある「日本のへそモニュメント」です。GPS測量に基づいて1994年に建てられました。どうして2ヶ所もへそがあるのか、調べてみましょう。
 
■お昼ごはん
1日目のお昼ごはんは、ここで食べます(たぶん)。館内は飲食禁止なので、晴れていれば、外の公園でお弁当、てことになるでしょうか。お弁当のない方も、同じ敷地の日本へそ公園内に「レストハウス花屋敷」というレストランがあります。駐車場を挟んだ向かい側、歩いて3分くらいの場所。
 
バスの旅の疲れをいやしたい人はレストランでゆっくりと、経緯度科学館や日本のへその見学に時間をとりたい方は、弁当持参でちゃっちゃとお昼を済ませましょう。2時間なんてあっという間です。

81cm望遠鏡 ←経緯度科学館の81cm反射望遠鏡。東経135度子午線上にある最大の望遠鏡。(2000年の野外天体観測会で撮影)

1日目・16:00〜

奥神鍋ペンション「アルビレオ」


Webページhttp://www.hotel-albireo.com/


兵庫県城崎郡日高町山田147-1
TEL 0796-45-1066 FAX 0796-45-1067

交通:JR山陰本線「江原駅」下車バス・タクシー25分

左は2002年の野外天体観測会集合写真


 兵庫県は県北の城崎郡、ここまで来ると京阪神の光害とも無縁のきれいな星空です。時期によっては日本海の漁り火の影響が多少出ることもありますが、昨年は薄雲がかかっていても、うっすら天の川が見えているくらいの空でした。
 

■設備・天文編
口径60cmの反射望遠鏡があります。私設の天文台なのに、天文科学館の望遠鏡より大きかったりします。昨年のぞいた人は「!」感嘆の声。
 
建物の西側にテニスコートがあり、夜はここに望遠鏡を並べて、みんなでわいわい観測会です。
 
■ごはん
おいしいです。去年の夕食はフレンチのコースでした。私、最初に出てきた野菜の煮物だけでバクバクとパンを食べてしまい(パンもおいしい)、メインのお皿が出てきた頃にはお腹いっぱいでした。ご飯はゆっくり食べましょう。

 
■その他
お風呂は温泉、らしいです。「らしい」というのは、私、昨年は朝の4時近くまで星を眺めてまして、お風呂に入り損ねてしまったのです。今年は浸かるぞ〜!
 

1日目・夜

天体観測 at 奥神鍋ペンション「アルビレオ」

7月20日(日)

月齢 20.4
日没 19:15
薄命終了 20:57


 この日の日没は19:15。20時をすぎる頃には空もだいぶ暗くなり、21時頃にはごらんのような星空が広がっていることでしょう。

 アルビレオの屋上にある60cm反射望遠鏡は、人数が多いときはグループに分かれて見学します。待っている間も、テニスコートに望遠鏡を並べて、みんなでワイワイガヤガヤの観測会。

 星の友の会の会員の中には、星に詳しい人もたくさんいますので、まわりの方と仲良くなって、星のこと、宇宙のこと、いろんなお話を聞いちゃいましょう。きっと親切に教えてくれますよ。

 こちらのページに、この日の一晩分の星空案内を用意しました。

■観測機材
アルビレオ天文台の60cm反射望遠鏡の他には、天文科学館の小型望遠鏡などを持っていきます。基本的に観測機材は持参しなくて大丈夫です。
 
双眼鏡や天体望遠鏡など、ご自分の機材をお持ちの方は、持参されても構いません。みんなでのぞきっこしたり、機材談義に花を咲かせるのも楽しいもの。
 
双眼鏡なら手荷物になりますが、天体望遠鏡はバスのトランクに入れていくことになりますので、震動や衝撃に耐えるよう、自己責任でしっかり梱包しましょう(機材の持参については、天文科学館の担当者にご相談されることをお勧めします)。
 
一眼レフカメラやデジカメをお持ちの方は、天体写真にチャレンジするのも面白いかもしれません。
 

2日目・15:30〜17:00

加古川総合文化センター

手元に写真がないのでごめんなさい。
こちらをクリックすると、加古川文化センターホームページに
ある館の外観写真を表示します。

Webページhttp://www.city.kakogawa.hyogo.jp/hp/bunka/


〒675-0101 兵庫県加古川市平岡町新在家1224-7
TEL 0794-25-5300 FAX 0794-25-5300

交通:JR山陽本線「東加古川駅」下車北へ徒歩約15分、車は加古川バイパス「加古川東ランプ」から北へ約3分


 明石市の西隣、加古川市にあるプラネタリウム館です。「加古川総合文化センター」は、美術ギャラリーや博物館、図書館が一つにまとまった複合施設で、プラネタリウムも館の施設の一部として開設されています。

■見どころ・プラネタリウム編
1985年開館のプラネタリウムは、ドームの直径が12m。明石は20mですので、ちょっとこぢんまりした感じです。座席配置も、明石が全席が投影機を向いた同心円状なのに対し、加古川はすべての席が前を向いた扇形の配置です。投影機はミノルタのMS-10AT型。
 
加古川のプラネタリウムは、小粒ながらピリリとしまった番組を投影している印象があります。明石に縁のあるところでは、2000年の秋の番組が、天文科学館の元職員の菅野松男さんのインタビューも交えた「小惑星8892」でした。今回の「忍たま乱太郎―星に誓った友情物語の段」は、NHKの人気アニメ「忍たま乱太郎」のキャラクターが登場。アニメと星空のどんな融合が見られるのでしょうか?
 

 
 そんなこんなで、天文科学館には18:00に到着予定です。
 夏休み最初の連休、この機会に仲良くなったみなさんと、この夏の間、またどこかで一緒に星空を楽しめるといいですね。

(2003年5月30日記)

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