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金星太陽面通過
2004年6月8日


子午儀  日本で見ることが出来るものとしては130年ぶりとなる金星太陽面通過。
 明石市立天文科学館には、前回1874年の観測で使われたといわれる子午儀が収蔵されていて、今回1階ロビーの特設コーナーで展示されました。
 2004年6月8日14時11分(JST)、金星太陽面通過の第一接触です……が、ご覧の空。おーい、雲よ、切れてくれ。 第一接触の空
望遠鏡を出せども  時折雲は薄くなるのですが、太陽が見えるには至りません。なぜか大気の透明度だけは良く、明石海峡対岸の淡路島はくっきり見えています。
 明石がダメなら、国内のどこかで……ということで、インターネット中継のコーナーを2階の天文サロンに設けました。
 が、日本国内も北海道北部を除いてほとんど曇天。プロジェクターで映しだしたのは、はるかイランのイスファファンからの画像です。
インターネットで中継
やっぱり曇り  学校が終わると、近所の小学生もやってきました。が、相変わらず雲の切れる気配はありません。時折現れる薄そうな雲に期待をかけるのですが……
 晴れ間を願うとなると、やはり彼(彼女?)の登場です。がんばってます。
 (右写真は福原直人さん撮影・星が好きな人のための新着情報より)
てるてる坊主
日没迫る  普段は人の入れない、科学館西側のテラスまで特別にオープン。日没間際まで望みをつなぐのですが……
 結局、明石で太陽を横切る金星の姿を見ることはかないませんでした。

う〜ん、残念。でもお天気ばかりは、仕方ありません。
国内では北海道北部と、一時的に関東地方で晴れ間が見え、
その他の地域では、ほんとに運の良かったところだけ、雲間の太陽と金星が見えたようです。
兵庫県内では西はりま天文台で、日没間際に奇跡的に見ることが出来たとか。
次回は8年後、2012年6月6日です。次に期待しましょう!

(2004年6月8日/2004年6月13日掲載)

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