塩屋天体観測所プラネタリウム・天文台訪問記明石星の友の会活動紹介・海賊版
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天文春分祭
2006年3月18日・19日・21日

 イベントごとにおなじみの風景となった玄関前のフリーマーケット。朝からにぎわっていたのですが、18日は昼前から雨模様。軒下へ大移動して大忙しでした。

キッズプラネタリウム「軌道星隊シゴセンジャーV」

 

 2005年のゴールデンウィークに登場した「シゴセンジャー」もはや5作目となりました。

 鈴木さんの解説で始まるキッズプラネタリウム。いつもながらに子どものつかみはばっちりです。そのまま軽妙な星座解説に移り、うっかり特別番組なのを忘れそうになる勢い。

 しかーし、奴はやってくるのです。ブラック星博士、登場!
 そして好き勝手はさせまいと、シゴセンジャーブルーも、登場!!

 シゴセンジャーにやられっぱなしのブラック星博士、「星空をめちゃめちゃにしてやる〜」と、勉強して呪文を身につけてきました。「わしも何が起こるかワカランのじゃ」という、恐るべきその呪文とは、

 「イードーヘーンーカー!」

 なんと、東から西に動くはずの星空が、突如、南から北へ動き始めます!

 驚くブルー! しかーし、気づいたのです。星空がめちゃめちゃになったのではなく、単に自分たちが北から南に移動しているだけなのだと。星好きのお客さんは気付いたかもしれませんが、「イドヘンカ」は「緯度変化」だったのですね。ブラック星博士、頭を抱えてしまいます。

 すっかり星空は南半球になり、行き着いた先はオーストラリア。休暇で遊びに来ていたレッドも合流して、恒例クイズ合戦の始まりです。

 私が見た回はゲストに総毛宣博さんが登場し、「Go!Go!シゴセンジャー」の生唄が聴けるサービスぶりでした。

 写真は投影終了後のファンサービス。なんか友の会の若者を囲んでの、レッドとブルーとブラック星博士の立ち位置、すごーく自然に決まってるんですけど。

特別投影「あらしのよるに」

 2回目のプラネタリウムは、特別投影「あらしのよるに」。私は名前くらいしか聞いたことがなかったのですが、きむらゆういちさんの「あらしのよるに」、有名な絵本らしいのです。いつもは星の話をしている解説員が、プラネタリウムでこの絵本を朗読します。

 藤田さんと井上さんのコンビなのですが、体育会系藤田さんの朗らかな声と優しげな井上さんの声が絶妙にはまって、もう、いつ井上さんが喰われちまうかと(違う)、どっきどきしながら聞いていました。

 あのシゴセンジャーのあとに、こんな感動巨編をやってしまってよいのでしょうか。

寸劇投影「春を告げる星座−おとめ座物語」

 3回目の投影は、寸劇投影「春を告げる星座−おとめ座物語」。シゴセンジャー以外の寸劇って、けっこう久しぶりです。

 ヘルセポネとデメテルのお話というのは、基本的に悲しいお話なのですが、関西人が脚色すると、どうしてお笑い的展開になってしまうのか。登場人物も「あれは地が出てるんじゃないか」(某星の友の会会員談)というはまりよう。いや、あれが地というのは、その、出演のみなさまにとってはですね……やぱり演技ではないかと(汗)。親子連れに評判の投影でした。

Oase弦楽四重奏団&佐藤和宏コンサート

 18日、4回目の投影はプラネタリウムコンサート「Oase弦楽四重奏団&佐藤和宏コンサート」。

 星にまつわる選曲で、星空のもと、ばっちり聴かせてくれます。寸劇の後に、この落ち着いたプログラムを持ってきますか。もう上へ下へシャッフルされまくりのプラネタリウムが続きます。

特別展「星図の世界展」

 3階展示室では特別展「星図の世界展」を開催中。千葉市立郷土博物館渋谷区五島プラネタリウム天文資料の協力を得ての展示で、星図コレクションで知られる千葉の郷土博物館から、天文ファンなら一度は見たことがあるような星座絵入り星図の数々と、天文資料からは村山定男さんのコレクションも入っている垂涎ものの星座早見版の数々。個人的に星座早見版をほそぼそとコレクターしてますので、ついつい目はこちらに行ってしまいました。海上保安庁が発行した星座早見版、ほーしーいー。

天体観望会

 期間中は3日間とも天体観望会が行われました。まずは例によってプラネタリウムドームで今宵の星空の解説。そして4階日時計広場での観望。私が参加した19日は、3月とは思えない冬型の気圧配置。空はバリバリに澄み渡り、なんと!明石から肉眼でカノープスを確認できました。

 そして16階天体観測室では、40cm反射望遠鏡での観望。土星もバッチリ見えました。

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