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時のウィーク
2006年6月11日

南極の氷争奪ビンゴ大会

 時の記念日翌日の6月11日(日)、天文科学館では朝一番からシゴセンジャーが登場です。

 南極の氷を運んでくるシゴセンジャーブルー。途中でブラック星博士のじゃまが入りますが、みごと撃退。

 ビンゴ大会では結構な人数に氷が当たっていったのですが……最後の氷の行方が決まった時点で私のカードはこの状態。くじ運ないなぁ……

時のウィーク

 「時のまち」明石では、6月10日の時の記念日の前後、街中でイベントを繰り広げます。題して「時のウィーク」。

 厳密なことを言いますと、東経135度と時の記念日、ちょっと微妙な関係なのです。だって天智天皇が漏刻で時を知らせたのが時の記念日じゃないですか。ゆかりのあるのは飛鳥(当時の都)か大津(天智天皇終焉の地)。日本標準時子午線が決まったのは明治時代の話ですから、冷静に考えてみると、あれっ!?

 と思っていたのですが、実はそんなことないのですね。6月10日って、天文科学館の開館記念日じゃないですか。そうなのです、明石は全市をあげて天文科学館の誕生日をお祝いしているのです。

 期間中の日曜日、2006年は6月11日ですが、明石公園でメインイベントのお祭りが開かれます。出店にフリマと大にぎわい。

 神戸学院の学生さんが、ペットボトルで漏刻の模型をつくって、子どもたちに水時計の仕組みを教えるコーナーがありました。おっと、左の写真の水槽漏刻は、むかーし天文科学館で展示してたものではないですか。なつかしぃ。

 明石海峡を挟んだ淡路島の淡路市からは「一億円の金塊」がやってきました。この延べ棒1本で60kg。現在の時価1億円分の金塊です。さわってもOKという太っ腹な展示ですが、常時、警備員が2〜3人張り付いているので、持って逃亡するのは至難です。

 大きさはたいしたことなくても、60kgと言えば大人一人分の重さです。ふだんから鍛えてなければ、そんなの背負って逃走できないです。それにしても、金の比重って大きいんだなと改めて感心。

 そんなこんなであちこちを回っていると、なにやら、ん!? テントの向こうに赤青黒の……あれはっ!?

シゴセンジャー公園デビュー

 明石公園のメインステージ……といっても芝生広場なのですが、そこに現れたのはブラック星博士じゃあーりませんか。何やら重そうに担いできたと思ったら、なんと、天文科学館の大時計を盗んできたのです。しかも時間を狂わせるのが目的のブラック星博士。さっそく時計の針をいじくりまわし……ああ、長針も短針もありえない方向を向いています。

 明石の時間を乱すもの、そんな悪いヤツを彼らが見過ごすはずはありません。

 颯爽と現れたるは、軌道星隊シゴセンジャー! ステージを取り囲む大観衆から、拍手喝采。周囲からは、さらに子どもたちが駆け寄ってきます。なんだなんだこの盛り上がりは!!

 天文科学館の時計を取り戻すため、シゴセンジャーの闘いが始まります。必殺! シゴセンジャークイズアターック!!

 シゴセンジャーの繰り出す時にまつわるクイズに、次第に追いつめられていくブラック星博士。ていうか、博士名乗ってる割には、なんだか間の抜けた間違いばかり繰り返します。冴え渡るのは寒いギャグばかり。

 最後は「明石の時を乱す悪いヤツは許せない、○か×かーっ」というシゴセンジャーの呼びかけに、会場のみんながいっせいに「まるーっ」。めでたく時計も取り戻し、ブラック星博士は退散したのでした。

 よい子のみんなに囲まれつつ退場するシゴセンジャー。正義のヒーローはいつだって人気者。

おまけ

 明石のマスコット「時のわらし」と記念撮影会をしているシゴセンジャー御一行様。サブステージのトリのイベントでした。時のわらしの背中に描かれたトンボは、天文科学館の裏手にある子午線標識の上にあるトンボから来てるんですよ。そう、時と子午線は、やっぱり明石でつながっていたのです。

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