塩屋天体観測所プラネタリウム・天文台訪問記明石星の友の会活動紹介・海賊版
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2006年度第2回例会
2006年9月2日

 2006年度の2回目の例会。夏休みが明けたばかりで、昼間の暑さも厳しいのですが、空はすっかり秋の色。

 今回はいきなりビンゴ大会からスタートです。賞品はなんと宇宙食と、JAXAの宇宙飛行士特大カードとSTS-114(2005年の野口飛行士のシャトルミッション)ステッカー。

 私ですか? あえなく敗退。ビンゴって、当たった試しがないんですよねぇ。これだけ穴が開いて、なんで揃わないのでしょう。

「どうなる惑星の数」と天文ガイド

 ということで、学芸員の井上さんから、今ホットな惑星のお話。基本的には8月27日の講演会のお話なのですが、当日は野外天体観測会帰りということで、参加できなかったり、参加しても寝てしまったりで、改めて新鮮にお話を聞かれた方も多かったと思います。

 井上さんのお話の後は、会員の伊藤さんからのコメント。伊藤さんが以前に小惑星を発見したときは15等くらいの天体が見つかっていたのですが、現在は18等くらいの天体が続々見つかっているそうです。一つは大型望遠鏡があちこちに建設されたこと、そしてもう一つは観測手段が写真からCCDに代わって、より遠くの小さな天体までとらえられるようになったこと。

 以前は冥王星が太陽系の果てだったのですが、現在は冥王星の外側にも太陽系の仲間がたくさんいることが分かってきました。これがたかだかこの十数年の観測成果なのですから、ほんと、太陽系も奥が深いです。

会員報告

 お次は吉野家(よしのや、やなくて、よしのけ)のみなさんのレポート。

 お父さんからは沖縄の久茂地公民館のプラネタリウムの話題。「てぃんさぐの花」のお話が面白かったです。2番の天の群星は知っていたのですが、3番の「にぬふぁぼし」は存じませんでした。「子の方星」で北極星のことだったのですね。

 実は沖縄出身のあるアーチストが「てぃんさぐの花」を歌っていて、CDのライナーノートの中で、「天の群星」を「満天の星」と説明していいました。「それは数えきれないだろ〜」と一人ツッコミを入れていたことがありました。もちろん「群星」はスバルのことです。

 久茂地公民館のプラネタリウムは五藤光学のM-1型。国産の現役機種では最古参の部類の投影機です。青少年の育成を願った寄付金でつくられたプラネタリウム、これからも大切にされていくといいですね。

 吉野家の姉妹からは、月光天文台のレポート。なんと、野外天体観測会に参加される前に、すでに天の川を見ていたのですね。うらやましすぎます。

 お久しぶりの登場となった大川さんからは、天体観測に用いる時計の話。なんとGPS時計をキットから組み上げたそうです。精度はすごいのですが、現在供給されている製品の値段もすごい。なんと3万円するそうです。しかもPCにUSB接続しないと使えない。うーん、ノートPCもPDAも持っていない私には、ちょっと敷居が高いです。

 私めは、野辺山と臼田の話をさせて頂きました。

 最後は井口父子から野外天体観測会の報告。後ろ姿でごめんなさいですが、初めてのご参加ながら、楽しんで頂いたみたいで、何よりです。

それから

 盛りだくさんの発表で、すでに20時を回っていました。

 参加者も多かったので、3班に分かれて16階の観測室に上がって天体観望。今回は月。シーイングもまずまずで、見事な月の像を楽しみました。実は、鈴木さんが館にやってきてから、初めて友の会の例会で晴れたのだそうです。最近、そんなに例会って曇天続きでしたっけ!? まぁ、めでたしめでたしの例会でした。

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