塩屋天体観測所プラネタリウム・天文台訪問記明石星の友の会活動紹介・海賊版
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天文春分祭
2009年3月20日〜22日

 年度末まっただ中にのイベント「天文春分祭」。2009年は初日の3月20日が春分の日です。プラネタリウムでは真西に太陽が沈み、真東から太陽が昇ります。って、そうじゃなくて、本当の空がそうなんです。

 まずは春分祭、初日の様子から。

ビンゴ大会

 イベントの時は、朝一番の投影に先だって、プラネタリウムドームで来場者対象のビンゴ大会が行われることがあります。

 ということで、少し早めに足を運んでみたのですが……カードに空いた穴は散開星団。

軌道星隊シゴセンジャー

 シゴセンジャーのテーマは春分の日。

 このページを書いているのは20日の晩で、まだ2日残っていますので、内容は伏せておきますが、なかなかの盛り上がりでございます。

ガリレオの望遠鏡体験

 2009年は世界天文年。ガリレオが望遠鏡を宇宙へ向けてから400年ということで、今年は何かある度に、ガリレオの望遠鏡が登場しています。

 天文科学館所蔵のガリレオの望遠鏡レプリカ(光学系も当時に合わせて再現)と、ビクセンの80mm屈折望遠鏡を並べて、この日は明石海峡大橋の主塔を狙いました。

 あっ、ブラック星博士がやってきた!カメラ目線で何やってるんですか!

星座プラ板キーホルダーづくり

 午前中(11〜12時)の天文ホールでは、プラ板のキーホルダーづくり。定番といえば定番の工作です。オーブンの中からかぐわしい(?)香りが漂っているのがいかにもという感じ。

 ちなみに絵柄は各種星座を用意してお待ちしております。

星優さんによる星座紙芝居

 声優ならぬ「星優」は天文科学館の市民参加の一つで、声に自信ありのみなさんが、プラネタリウム番組中の星座物語のナレーションやイベント時の司会などなどを担当しているもの。今回はお昼の時間の星座紙芝居ということで、春の星座のおとめ座の物語です。

 なぜかパペット(指人形)になってしまったシゴセンジャーとブラック星博士も登場。口調もボケと突っ込みもしっかり再現していました。器用だなぁ。

プラネタリウム寸劇特別投影「ガリレオの生涯」

 久々のプラネタリウム寸劇は、ガリレオ・ガリレイが登場。以前は「Dr.アイ〜ンシュタイン」とか、ケプラーとチコ・ブラーエとか出たことがありましたが、今年はこの人、ガリレオ・ガリレイの登場です。

 投影中の写真はないのですが、よくまとまった構成で、お薦めです。なにせ地元ミニコミ誌に「劇団」呼ばわりされた天文科学館の解説陣。シゴセンジャーとはひと味違ったプラネタリウムをお楽しみ下さい。って、何を宣伝しているんだ。

天文ひとはく科楽セミナー「講談お絵かきファーブルふん虫記」

 ひとはくとは三田市にある兵庫県立人と自然の博物館のこと。天文春分祭の3日間、日替わりでひとはくの研究員が、何やら面白そうなお話を持ってやってきます。

 初日は謎の講談師、河南堂珍元斎さんの一席。お話は……え、天文科学館でフンコロガシっすか。まじっすか。

 天文ホールは急遽、予備のイスを運び込むほどの満席ぶり。で、机をバチバチ叩きながら、波瀾万丈のフン玉転がしと至福のお食事タイムを爆笑のうちに語り上げます。

 「これだけフン玉の話を聞いたら、お家に帰ったらフンを食べたくなってきたでしょ」

 なりません!

 「イヌのうんちとか丸めたりしてみてね」

 しません!

 そのあと、子どもたちがフンコロガシの姿を想像で描きあげるお絵かきタイム。私も描いたのですが、考えてみたらフンコロガシの実物を見たことがなく、それはそれはお恥ずかしい姿が現出。で、そのあとで模型や標本を見ながら、再度フンコロガシのスケッチをしたのでした。実はわりと可愛らしい虫です。

プラネタリウム「スターラジオ135」

 ブラック星博士と人気ラジオパーソナリティーがプラネタリウムを舞台にトークを繰り広げる新趣向「スターラジオ135」。

 初日は土屋亜有子さん。プラネタリウム好きにはおなじみの「アストロラジオ」のパーソナリティです。ブラック星博士とは旧知の仲!?とのことで、息もバッチリ。途中で突如始まった公開録音では、2人ともギアが一段上がって、いつものアストロラジオのまんまのトークが星空の元で展開します。

 しかーし、襲いかかるパプニング。微妙にうち合わせと違いそうな雰囲気を漂わせる会話に、呼んでも呼んでもなかなか出てこないシゴセンジャー。それでも臨機応変に軌道修正しちゃうのがさすがです。

 土屋さんが唄う「祈り」……ホルストの組曲「惑星」の木星に土屋さんのオリジナルの歌詞を付けたものなのですが、これが夜明けのシーンにピッタリのイメージ。東の地平線から沸き上がる夏の銀河と、それを追いかけるようにせり上がる薄明。一年でいちばんドラマチックな朝の星景が、生唄をBGMに使っちゃうのですからたまりません。感動的な夜明けで幕を閉じたのでした。

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