塩屋天体観測所|東経135度子午線を訪ねて
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日本測地系時代の5市11町 |
世界測地系での7市12町 |
日本標準時子午線が通っている自治体、1990年代は5市11町と言われていました。北から順番に、網野町、久美浜町、但東町、夜久野町、青垣町、氷上町、山南町、黒田庄町、西脇市、社町、小野市、三木市、神戸市西区、明石市、淡路町、東浦町です(いずれも呼称は当時のもの)。
ところが2002年4月より、日本の測地系が、日本測地系から世界測地系へ切り替えられました。このため明石のあたりでは、日本標準時子午線が9.9秒東に移動しています(天文測量によって測られた経度には変更ありません)。距離にして約250mの移動になりますが、これに伴って、子午線が通っている自治体の数、5市11町から「7市12町」に増えてしまいました。
このとき新しく「子午線のまち」に仲間入りしたのは、次の2市1町です。北から順番にご紹介します。
世界測地系での7市12町 |
2005年4月の状態 |
「平成の大合併」終了 |
世界測地系への移行もつかの間、21世紀に入り、日本列島には「平成の大合併」と呼ばれる市町村合併の嵐が吹き荒れました。子午線上に位置する市町のからんだものは下記の通り。
2004年4月1日に「京丹後市」が発足……網野町・久美浜町・峰山町が消滅。
2004年11月1日に「丹波市」が発足……青垣町・氷上町・山南町が消滅。
2005年4月1日に「豊岡市」が発足……但東町が消滅。
2005年4月1日に「淡路市」が発足……淡路町・東浦町が消滅。
2005年10月1日に「西脇市」が発足……黒田庄町が消滅。
2005年10月24日に「三木市」に吉川町を編入……子午線への影響はなし。
2006年1月1日に「福知山市」に夜久野町を編入……夜久野町が消滅。
2006年3月20日に「加東市」が発足……社町が消滅。
5市11町だった子午線上の自治体は、町が全て消滅し、12市に再編されてしまいました。
なお、市町村合併の情報は「都道府県市区町村」のサイトが詳しいです。
(2003.10.25記/2006.3.21追記)