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土 浦
つ ち う ら
TSUCHIURA
真鍋 まなべ
◆DATA
  茨城県土浦市有明町
  開業:1918(大正7)年4月17日
  廃止:1987(昭和62)年4月1日
  始発駅
 土浦駅は常磐線の駅として1895(明治28)年11月4日に開通しました。筑波鉄道の開通はそれに遅れること23年、1918(大正7)年の4月17日でした。
筑波鉄道の車止め・背面 筑波鉄道の車止め・表面 筑波鉄道の車止め
 レールもそのままに、かつての始発駅の風景をとどめています。常磐線と比べると、とても細いレールです。

土浦駅ホーム
 現在常磐線下り線用に使われているホームの反対側が筑波鉄道のホームでした。現在も当時のままの姿です。筑波鉄道の軌道にも架線が張られているので、JRの留置線として使われることがあったのかもしれません。
土浦駅ホーム

土浦駅からの廃線跡 土浦駅からの廃線跡
 左の錆び付いたレールが旧筑波鉄道線。常磐線への渡り線は残されていますが、正面の草むらに伸びていたはずの本線は、ここから取り外されています。

1/2キロポスト 1/2キロポスト
 取り残されたまま天を仰いでいる1/2キロポスト。
 土浦駅を出た後も常磐線としばらく併走した筑波鉄道は、この付近から緩やかなカーブを描いて西へ旅立ちました。
 奥の高架橋は1985年のつくば科学博に合わせて開通した土浦高架道。土浦-つくば間の新交通システムをにらんだ設計になっているそうですが、常磐新線(つくばエクスプレス)の開通を控えた今では、それもまた夢のまた夢。

土浦市内に残る築堤
 市街地の真ん中を西へ向かうカーブを描く築堤が走り抜けています。何も知らなければ小川の土手のようですが、筑波鉄道の軌道敷です。土浦市街には案外多くの遺構が残されています。
土浦市内に残る築堤

新川架橋地点跡 新川架橋地点跡
 土浦市街を流れる新川。ここに筑波鉄道の橋梁が架かっていました。同線最大の橋でしたが、現在は跡形もありません。Photo H.Kondo

新川北側の廃線敷
 ご覧の通り、跳ね返されそうなヤブが広がっていました。冬の12月でこの状況ですから、夏にはどうなっていることやら。Photo H.Kondo
新川北側の廃線敷

ヤブの中に伸びる枕木列 ヤブの中に伸びる枕木列
 ヤブの中に伸びる枕木の列。この辺りはレールを敷けば、今すぐでも列車が走れそうな雰囲気です。Photo H.Kondo

(写真撮影 1996年12月19日)

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