塩屋天体観測所へ戻る>
雑記帳indexへ>

観測所雑記帳 Jul.2002


遠い空の向こうに 2002年7月1日

 これまた少し前の映画で、1999年のもの。人類初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられた1957年10月。空を横切るスプートニクの光跡を見た炭坑町の高校生が、自ら手製のロケットづくりに挑戦するお話。素直にいい映画だった。
 ちなみに自分は昔、ロケット花火を束ねて3段式ロケットをつくったことがある。
 ……庭先で破裂(爆発!?)して、隣の赤ん坊が泣き出したりして、エライ目に遭ってしまったけど。

七夕 2002年7月7日

 梅雨の最中であまり晴れることのない新暦の七夕。ところが今年は昼間から晴れてしまった。
 南から湿った風が吹き込んでくる気圧配置で、大阪湾と六甲山系の間で上昇気流でも発生しているのか、陸地にかかるところで次々に雲がわき出ては北に流れていく不思議な天気。
 夜の天気もそのままだったが、織姫と彦星はしっかり輝いていた。よかったよかった。天の川が見えないのは残念だけど。

F2経緯台 2002年7月7日

 先週日曜日に届いていたテレビューF2経緯台を初めて星空の下で試した。
 フリーストップの経緯台は使ったことがないのだが、特にとまどうこともなく、見慣れた天体ならほいほい導入できた。使用しているアイピースがペンタックスXLの21mm・10.5mm・5.2mmなので、10.2mm使用時に合わせてバランスを調整しておいたのだが、5.2mm使用時はバランスが狂い(当然だが)、フリクション(摩擦)を強くしないと対象が視野からずれてしまう。べつにそのままでも差し支えないのだが、できれば全てのアイピースで可もなく不可もなくの使い勝手を目指したいので、もう少し調整が必要。

 バランスさえ合っていれば、高倍率でも追尾(?)のスムーズさには問題ない。
 特筆しても良いのは振動の少なさで、これはBORGの片持ちフォーク式簡易赤道儀とは一線を画している。振動がないわけではないのだが、収まるのがとても早い。F2経緯台と合わせて使っているコーワの木製三脚の効果もあるかもしれない。
 全体重量が8kg強になってしまったが、両手でしっかり抱えれば問題ない重量。というより、今までのBORG100SWIIセットが非常に軽かったと言うべきか。梅雨明けまでに、いろいろ試してみたいものだ。

天文雑誌 2002年7月8日

 仕事帰りに近所の本屋に寄る。「星ナビ」は発売日の5日に買っていたのだが、この時で既に残り1冊。「天文ガイド」も発売日当日に残数が3冊くらいになっていて、3日後の今日は両誌とも売り切れていた。この本屋、両誌とも毎月5冊ほど入荷していて、たいてい月末まで1〜2冊ずつ残っているのだが、こんなに早く売り切れたのを見たのは初めて。
 なにかあったんだろうか。

梅雨明け 2002年7月20日

 近畿地方に梅雨明け宣言。朝から暑いが、南から湿度の高い風が吹き付け、透明度は良くない。ファインダーの調整をしようと、昼間、遠くの景色を見ようとしたら、淡路島さえかすんで見えるモヤ。東の鉢伏山を見たら、なんと海から吹き付ける風が山にぶつかって、次々と雲が形成されている。富士山ならともかく、標高250mほどの山で笠雲が出来るとは……
 夕方から、神戸天文同好会の例会……というよりお月見。夕方から旧に雲行きがあやしくなり、途中で雨がパラツキはじめるハプニング。ほんとに梅雨明けしたのか!?
 どんどん雲に覆われる月を見ていたお子さんの「お月さん病気になっちゃう〜!!」と言うコメントはとってもかわいかった。

明石行き 2002年7月21日

 エアコンの故障した我が家。晴れた日は午前11時を過ぎると、暑くて家にいられなくなる。南北に細長いアパートの南端で、しかも最上階(といっても2階だが)に住んでいるので、日の出から日の入り直前まで、一日中日光にさらされっぱなしなのだ。冬はともかく、夏はとんでもないことになる。部屋に転がっていた体温計をなにげに見たら、水銀柱が35.7度まで上がっていた。

 そんなわけで、用事もあったことで、天文科学館に出かけた。ほんとは明石駅まで出て、本屋でも寄って時間を合わせてからにするつもりだったのだが、あまりに暑くて、手前の科学館に直行してしまった。ちなみに交通機関は自転車。炎天下の最中、なんだか矛盾しているようだが、垂水から明石までは海のそばを走るので、気持ちがよいのだ。今日は湿気が強い風で、それには閉口した。

 プラネタリウムは夏休み向けの新番組。うしろに座っていた小学生の兄弟が、解説を先取りしながら星座の名前をささやいているのが聞こえて、今もこんな奴がおるんだなぁと、頼もしく(?)思った。

子午線標識 青垣・氷上編 2002年7月28日

 この暑い中、子午線標識を訪問の旅に出た。
 目指すは氷上郡青垣町。といっても鉄道のないこの町、自家用車のない自分が行くには、レンタカーでも借りるしかない。それももったいない話なので、結局、自転車をバラして、最寄りの駅(といっても10kmくらい離れている)まで電車で行くことにした。もともとツーリングのつもりではなかったのだが、結局、炎天下の中、80kmも走ってしまった。
 詳しくは、こちらを。

暑い夏 2002年7月31日

 梅雨明け以降、猛暑の続く関西。
 冷房のない我が仕事場は、梅雨明け以来、連日最高気温が35度を超える始末。
 昼間晴れていても、どことなくモヤが掛かったような空で、夕方になると雲が出たり、輪をかけたようにモヤが濃くなったり、夜空はさらにさんさんたる状態が続いている。
 朝になるときれいに晴れていることが多いのだが、さすがに平日に徹夜をするわけにもいかず、困ったものである。

このページの先頭へ戻る>

塩屋天体観測所へ戻る>