塩屋天体観測所|神戸の街のこんな星index
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![]() その名もズバリ「人工衛星饅頭」。宇宙時代にふさわしいネーミングのこの饅頭は、人類初の人工衛星「スプートニク1号」が打ち上げられた翌年に、その名前にあやかって売り出されたのだとか。1958年以来ですから、40年以上のロングセラーです。 兵庫区湊川公園西口の交差点に面したお店の名前は「大吉屋」……なのですが、地元では人工衛星饅頭で通っています。親子二代の経営で、人の良さそうなじっちゃんとおっちゃんが焼いています。 |
![]() さてさて人工衛星饅頭の正体は、小麦の生地に小豆の餡を包み込んだホカホカのお菓子。世間で大判焼とか回転焼と飛ばれている類のものですが、形は三笠饅頭(どらやき)に似た雰囲気で、人工衛星の名前につられて、ついつい昔の円盤形UFOを想像してしまいます。 写真はちょっと気取ってお皿に載せて撮ったもの。人工衛星にあやかったのは名前だけのようで、特別変わったところはないのですが、甘さもほどほどでシンプルで飽きない味のせいか、ついふらふらと買ってしまいます。2001年現在、1個60円です。 ・住所:神戸市兵庫区上沢通1 ・交通:神戸電鉄「湊川駅」・市営地下鉄西神・山手線「湊川公園駅」下車すぐ |
![]() 神戸市街の西部、阪急・阪神・山陽・神鉄(神戸電鉄)の4つの私鉄を結ぶのが神戸高速鉄道です。線路だけ保有していて車両は一台も持っていない全国でも珍しい私鉄で、新開地駅と高速神戸駅の間では、阪急・阪神・山陽各社の車両が同じ線路の上を行き交っています。 この神戸高速鉄道の新開地駅と高速神戸駅の間には「メトロこうべ」と呼ばれる地下街がありますが、その中間地点にあるのが、この「星の広場」です。 もともと三宮の「さんちか」、JR神戸駅近辺の「デュオこうべ」に比べて地味な地下街なのですが、この「星の広場」も左の写真の通り、なんの変哲もない空間です。駅から一番離れた場所でもあり、人通りもちょっとまばら。地下街なので星が見えるわけでもないのですが……名称の由来はなんなのでしょう? 北側の壁に「星座シンフォニー」と題した壁画が芦屋芸術学院の学生によって描かれています。 中央区のポートアイランドに同名の「星の広場」があります。 ・住所:神戸市兵庫区新開地・福原町 ・交通:神戸高速鉄道「新開地駅」または「高速神戸駅」下車徒歩5分 |
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![]() 1924年竣工のコンクリートアーチ橋。兵庫区南部に掘られた新川運河を跨いでいます。すぐ西側には清盛塚などの史跡もあり、平清盛によって築かれた大輪田泊(おおわだのとまり)の中心地域でもあります。 この橋の北東側の親柱(飾り柱)の上部に、冬の星座が刻まれています。これについてはこの橋のたどった重い歴史に触れねばなりません。 大正末期に築かれたこの橋は、1945年3月17日、神戸市西部を襲ったB29の大編隊によって火の海となりました。妹尾河童さんの小説「少年H」でも描かれた神戸大空襲です。周辺の住宅地から水を求めて逃れた多くの人々が、この橋の付近で犠牲になったといいます。 その50年後の1995年1月17日、阪神・淡路大震災が再びこの橋を襲います。6,402名のいのちを奪ったこの震災では、橋の両端に建つ親柱(飾り柱)や欄干が倒壊。戦災の焼夷弾に焼けあとが黒く残る橋に、震災の傷跡が刻み込まれることになりました。 その後1998年10月、倒壊した親柱のうち被害の少なかった1本を復旧、その脇に震災で2つに折れた親柱が展示され、あわせて震災・戦災復興モニュメントとされました。 |
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![]() 復旧された親柱の上部には、震災の1月と戦災の3月の夜空を彩る星々が刻まれました。 東西南北の四面にそれぞれの方角から見える星空が掲げられています。モニュメントの解説板には「冬の星座」となっていますが、親柱には冬から春にかけての星座が、ていねいに描かれています。1月17日なら午前1時頃、3月17日なら午後9時頃の星空です。 左の写真は東から親柱を見上げたもの。西空に沈みゆく冬の星座の様子です。反対側は東天に昇る春の星座があしらわれています。 星は発光ダイオードで点灯可能になっているとのことです。 ・住所:神戸市兵庫区中之島2 県道489号兵庫埠頭線 ・交通:市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」下車徒歩5分 |
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(2005年2月16日更新)