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2003 野外天体観測会
2003年7月20日〜21日


Part I Part II Part III
 
 7月20日(日)・アルビレオ
オリエンテーション1 オリエンテーション2
 目的地のアルビレオに着いたところで、天慶は再び悪化。なんと雨まで降り出してしまう始末です。
 ま、ここはまずは温泉に浸かります(笑)。
 続いて夕食。アルビレオの食事は毎年、おいしいと評判です。

 で、そのあとみんなでオリエンテーション。今晩見える星空と、いま注目の火星の話題、そして天体望遠鏡のあれこれなどもりだくさんです。で、ウクレレの演奏などもありました。
 
 アルビレオ天文台

 一向に回復しない天候の中、とりあえず望遠鏡だけでも見学させてもらいましょう、ということで、建物のてっぺんにあるドームに案内して頂きました。60cm反射望遠鏡はすごい迫力で、いっしょに載っかっている15cmの屈折望遠鏡がおもちゃのようです。
 で、みんなで説明を聞いているとき、ふと空を見上げると……「ベガだ!!」

 なんといつの間にか雲が切れ始めたではありませんか。わずかな晴れ間から、夏の大三角、そしてうっすら天の川の姿も見ることが出来ます。見学だけの予定だった望遠鏡も、急遽、観望準備に突入です。ペンションの名前の由来となった、はくちょう座ベータ星・二重星のアルビレオをみんなで観察しました。
 雲の切れ間は、わき上がってきたガスに覆われて、ほんの十数分で消えてしまいました。

 
 

 その後、有志でアルビレオのすぐそばにある、いりえさんの観測所を見学に行きました。いりえさんはコメットハンター(彗星探索家)で、これまでも名前は付いていないものの、新彗星の独立発見の経験をお持ちだそうです。
 観測所も基本的には新天体の発見のためにつくられたもので、主力の望遠鏡は写真用のライトシュミットカメラ。その代わりといっては何ですが、口径15cmの双眼鏡が眼視探索用に置かれています。

 話を聞けば聞くほど、星を見るためによく考えて設計されていて、こんなのを自分でもほしいなぁ、とついつい思ったりしたのでした。

再び空は雨模様。
夜中に一度だけ、火星がほんのひととき顔を出したのですが、
その後、空は雨雲とガスに閉ざされてしまいました。

Part I Part II Part III

(2003年7月20日〜21日/2003年8月10日掲載)

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