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観測所雑記帳 Jul. 2003
七夕 2003年7月7日
新暦七夕に星空に恵まれたのは何年ぶりのことだったろうか。
最近は国立天文台などで旧暦七夕を「伝統的七夕」と見直す動きも出ているが、世間並みにはまだまだ新暦の7月7日の方が優勢。星好きの気持ちとしては、本来の七夕の空を表し、健康にも恵まれやすい伝統的七夕に肩入れしたいところだが、せっかくの星にちなんだ年中行事。ここは新暦・旧暦2回楽しめると思って、欲張ってしまおう。
近所の八百屋では「七夕用の笹あります、ご自由にお持ちください」なんてことをやっていて、そんな貼り紙を見ているだけでウキウキしてしまう。
夕方の南天に、上弦の月。
雲が空を覆ったり、はたまた切れ目から星がのぞいたりと、ちょっと忙しい天気だったが、21時過ぎには東天に夏の大三角が輝きを放っていた。これから初冬まで毎日のように見える星なのに、この日に見るのはちょっとだけ格別。織り姫さんに彦星さん、よかったね。
夜半には火星が姿を現し、この夏の大接近に向けて、生まれて初めて火星のスケッチを試みてみた。なかなか思うようには描けないが、それでもその気になって眺めていると、多少は細かいところまで見えてくるような気がする。機会を見つけて、なんとか続けたいものだ。
定例観望会 2003年7月19日
については、こちらのページをご覧ください。
野外天体観測会 2003年7月20-21日
については、こちらのページをご覧ください。
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