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エコー画像集
−塩屋天体観測所・流星電波観測室−


 塩屋天体観測所で観測されたエコー画像のいくつかを紹介します。
 (ナマのままだと重いので、画像を軽くするため色数を落とすなどの画像処理を加えています)

■初エコー

 塩屋天体観測所で初めて検出された流星エコーです。
 2002年11月3日、17時39分でした。アンテナを繋いで待つことしばし。まるで信号がないまま「あかんなぁ〜」と思っていたら、「ポーン!」と甲高いエコーの音!
 このときのアンテナは電気コードを裂いてつくった自作の1/2波長ダイポールアンテナ。数日間試用したのですが、次第に感度が落ち、結局、市販のHB9CVアンテナに取り替えたのでした。

■しし座流星群(2002年)

 初めて観測した流星群、2002年11月のしし群です。
 2001年は日本で歴史的大流星雨となりましたが、2002年はヨーロッパ・アメリカで大出現が予想される一方、日本では眼視的には谷間の時間帯。そこで電波観測が活躍し、夜が明けた午前中にヨーロッパの大出現の立ち上がりを捉えました。
 上のエコーは、放射点高度が下がり始め、みかけのピークを過ぎた頃のもので、長大なロングエコーが出現しています。2002年のしし群はロングエコーが頻発しましたが、2003年はすっかりおとなしくなってしまいました。 

■ふたご座流星群(2002年)

 2002年はしし群に続いてふたご群の観測も行いました。しし群とは違って、継続時間の短いエコーがポンポン出ています。ふたご群は一晩中観測でき、ピークも数日間続くため、相当たくさんの数のエコーを捉えることが出来ます。また天頂効果の顕著な流星群としても知られています。

■しぶんぎ座流星群(2004年)

 2004年のしぶんぎ座流星群です。ふたご群より若干継続時間の長いエコーが多いです。2004年は顕著な出現を見せ、エコーだらけでカウント不能寸前になる観測サイトもありました。塩屋天体観測所でも上図の通りひっきりなしにエコーが受信されました。これ以上になると数えるのがイヤになってきます(^_^)。うれしいですけど。

(2004.2.17 記)

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