塩屋天体観測所|プラネタリウム・天文台訪問記
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[天文台まで 第一赤道儀室 アインシュタイン塔 展示室 大赤道儀室 そのほか]
2003年8月17日、東京・三鷹の国立天文台三鷹キャンパスを訪問しました。
国立天文台には「常時見学コース」が設けられていて、ほぼ一年中、キャンパスの一部を見学することが出来ます。夏休みの日曜日を利用して、足を運んでみました。
JR三鷹駅からバスに揺られること15分……くらいだったでしょうか。
バス停の名前は、そのまま「天文台前」。すぐ脇の交差点も「国立天文台」です。
なんだか雰囲気が漂ってきます。
入口に建っているプレート(左上写真)。
この三鷹キャンパスが出来たのは、大正時代のこと。光害から観測施設を守るため、キャンパス一帯が武蔵野の雑木林に包み込まれています。バス停から門までの緩やかなスロープも、昼でも木陰に覆われて薄暗いくらいです。
すぐに見えてくる正門は、古びた石造の門柱が並んだ落ち着いた雰囲気。門柱に掲げられている銅板が割合新しいのは、旧東京天文台が国立天文台に改組されたときに新調されたためでしょうか。そんな景色を眺めながら、キャンパス内に足を踏み入れます。
正門をくぐった右手にある警備員の詰め所が、見学者の受付になっています。
記帳を済ませると、「見やすいところに貼っておいてください」と、ワッペンを渡されました(左上写真)。とりあえず、Tシャツの裾に貼り付けて、見学出発。
最初に見えてくるのが管理棟と研究棟の建物ですが、このあたりだけ見ていると、まるで普通の大学と変わらない風景。ロータリーに置かれた日時計が、ささやかに天文へのつながりを演出しています。