塩屋天体観測所|プラネタリウム・天文台訪問記
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(2005.10.31訪問/2005.11.1記)
ちょっと一休み。「おもしろ不思議館」というアトラクション。入り口の上に大きな蛇口が付いています。
おもしろ不思議館 |
不思議な水道 |
ちょっと中をのぞき込んだら「不思議な水道」なる展示物がありました。科学万博の時、スイス館にあったのと同じタイプの物ですね。ちょっと懐かしくなったので思わすシャッターをパシャ。当時のスイス館を見た方なら、もちろん原理は分かっていますよね。
催しホール入口 |
看板にはWASBOTの姿(でも後ろの方……) |
エキスポランドの催しホールでは「ロボットカーニバル2005」というイベントが開催されていました。入場料500円也(フリーパスを持っていると400円)。
展示コーナーの一つでは「大阪万博から現在まで、各時代に人気を呼んだロボットの技術と変遷をご覧いただきます」ということで、科学万博からは「WASUBOT」「コスモ星丸」が出展されているとのこと。これは見に行くしかありません。
沖縄海洋博の立場は…… |
ホンダのロボット開発と同じ時期なのか |
入口のパネルにさっそくWASUBOTの雄姿。そうそうWASUBOTは科学万博で一世を風靡したエレクトーン演奏人型ロボットです。展示の中にはロボット開発の年表があります。1985年には当然、科学博。ホンダのロボット開発が同じ年に始まっていることなど、興味深い記述もあちこちにあります。
大阪万博のロボット展示 |
来ました、科学万博-つくば'85 |
大阪万博のロボット、一見、ブリキのオモチャ風です。1970年というとそんな時代なのか。ロボットオーケストラということで、当時はフジパン・パビリオンのテーマ曲を奏でていたそうです。愛知万博にも再登場したというからびっくりです。
そしてその次のコーナーが、科学万博-つくば'85です。あります、コスモ星丸とWASUBOTです。
コスモ星丸 |
少し右側から |
実はコスモ星丸ロボット、あまり記憶にありません。見たことはあるのですけど、絵に描かれたマスコットより、ちょっと無骨な印象を持っていました。
側面から |
正面パネル |
今こうしてみると、がんばってコスモ星丸の形を再現しようとしたのがよく分かります。なかなかの出来です。
製造元はナムコ |
熊本市立熊本博物館から来ました |
製造元はナムコ。現在は熊本市立熊本博物館に収められているそうです。これまた遠いところに引き取られ、そしてまたはるばる大阪にやってきたものです。
WASUBOT |
前方から |
ふだんはつくばエキスポセンターにいるWASBOTですが、ロボットカーニバル2005の期間中は大阪に出張です。後方のモニタでは科学万博当時の演奏のシーンを流していました。ふだんエキスポセンターで上映しているものと同じ映像だと思います。シルクロードのテーマとか、懐かしいですね。
真後ろからの姿はふだん拝めません |
華麗な指さばき |
WASUBOT、もはや動くことは叶わないのでしょうが、指先を見ていると、もう一度あの演奏シーンが再現できないものかと思ってしまいます。
星丸とのツーショット |
ツーショットもう一つ |
コスモ星丸とWASUBOTのツーショットです。ふだんは熊本とつくばに離れているだけに、この組み合わせが実現する機会、ほとんどないのではないかと思います。
考えてみれば、この2体も、20年ぶりの再会なんですよね。
展示の主体は、すでに2005年愛知万博のロボットや、おなじみAIBOなど現在活躍しているロボットたちに移っていました。ホンダのP2あたりですいぶんびっくりしたものですが、今ではASIMOなんて商業用に貸し出しされてますものねぇ。
写真は愛知万博で使われていたお掃除ロボット。お掃除ロボットといえば、科学万博でも芙蓉ロボットシアターで開演前にクリーナーシャークが動き回っていたのを思い出します。今では一人で屋外の清掃が出来るようになったんです。
ダイダラザウルス |
いってらっしゃい |
せっかく遊園地に来たのだから、一つくらいは何か乗って帰るか。
いちばん値段の高い「オロチ」でも乗ろうかと思ったのですが、やっぱりここは万博つながりで考えないと。
そう思って選んだのが「ダイダラザウルス」でした。大阪万博当時から存在する、由緒あるジェットコースターです。当時は5複線という、とんでもないジェットコースターだったそうなのですが、現在は2複線まで削減されて、しかもそれをつないで2周するコースになっています。乗車時間7分は日本最長級ではないでしょうか。
ふだんからプラネタリウムを回っているような人間ですから、遊園地なんて前にいつ行ったかなど覚えていません。ましてジェットコースターとなると、えーと……開業直後のTDLでスペースマウンテンに乗ったきりですね。だから20年以上乗ってないことに。
動き始めて、すぐに後悔しました。
2つめの下り坂で、もう降りたいと本気で思いました。
人の評価によると、ちょろい乗り物らしいのですが、あっしはダメです。オロチなんざに乗っていたら気を失っていたかもしれません。
ただ、乗り終えると、みょーに後を引くんですよねぇ。こうやって人は絶叫マシンにはまっていくのでしょうか。
万博記念公園もすばらしいものでした。太陽の塔の存在感といったら、ただものではありません。これだけ一日眺めていても飽きないくらいです。自然文化園の3分の1も回らないうちに陽が暮れてしまったので、後日また、訪ねてみたいと思っています。