塩屋天体観測所日本標準時子午線を訪ねて
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明石市(兵庫県) (1)子午線標識編

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太寺4丁目子ども広場の標識

 2016年秋に地元住民の手で設置された標識。天文経度の東経135度に合わせて設置されました。
 子ども広場の道路に面した北側の柵と、広場を挟んだ南側の柵に、黄色の反射材による標識が取り付けられています。

(写真撮影/GPS実測:2017年2月11日)

手作りの子午線標識「子ども広場」に設置 明石(神戸新聞 2016.11.28)


基本データ

所在地
明石市太寺4丁目 子ども広場
建立年月日
2016年11月
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度39分19.2秒 東経135度00分04.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度39分07.5秒 東経135度00分14.7秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.1秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

モニュメントの碑文

公園北側
東経135度 明石市太寺4丁目
公園南側
東経135度 明石市太寺4丁目

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写真

[左]公園の門扉に掲げられた看板。[中]公園北側の標識。[右]公園南側の標識。

トンボの標識前の路上の子午線

 1987年に明石市内を巡るプロムナード「時の道」の整備事業の一環として完成したもの。石畳の路面に子午線を示す筋が埋め込まれています。

(写真撮影/GPS実測:2008年10月25日)


基本データ

所在地
明石市人丸町 都心回遊路「時の道」上(トンボの標識と月照寺の間の路面)
建立年月日
1987年
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分58.9秒 東経135度00分04.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分47.2秒 東経135度00分14.7秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.1秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

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トンボの標識

 1923年に明石市教育会が子午線標識を正確な位置に建てるため、京都大学物理学教室の野満隆治博士に子午線通過地の決定を委嘱。同年7月から1ヶ月間に渡る天体測量が実施され、その結果を元に1930年1月、人丸山月照寺の境内に子午線標識が完成しました。標識建設費の半分近くは市内の児童生徒や教員の寄付によってまかなわれました。

 デザインは神戸高等工業学校の古宇田実博士で、地球をかたどったカゴの上に、日本の別称である「あきつ島」を象徴するトンボを載せたもの。当時としては新鮮な意匠で、当時の国定教科書にも掲載されていたそうです。

 第二次世界大戦の空襲で被害を受け、戦後再建される際に、京都大学宇宙物理学教室の上田稔博士の指導下で再度天体測量を実施。1951年5月に行われた天体測量の結果、東経135度子午線は月照寺境内の標識位置より11.5m東を通過することが判明。1956年10月、現在地への標識移転が実施されました。

 2007年3月15日に明石市指定有形文化財に指定されています。

(写真撮影:2009年5月5日/GPS実測:2008年10月25日)


基本データ

所在地
明石市人丸町 天文科学館北側
建立年月日
1930年1月26日(1956年10月現在地に移設)
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分58.9秒 東経135度00分04.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分47.2秒 東経135度00分14.6秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.1秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

モニュメントの碑文

北面
子午線標示柱

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写真

[左]トンボの標識説明版。写真はクリックで拡大します(写真撮影2008年10月25日)。[右]トンボの標識旧説明版。写真はクリックで拡大します(写真撮影2001年)

明石市立天文科学館

 国際地球観測年を記念して建設され、1960年6月10日に開館した「時と宇宙の博物館」。写真奥の高さ54m高塔がそのまま子午線表示塔になっており、塔頂の大時計ともども「時のまち」明石のシンボルとなっています。

 1995年1月17日の阪神・淡路大震災では館が大破する被害を受けましたが、内外装を一新して1998年3月にリニューアルオープン。2000年には開館40周年を迎えました。

 写真手前側のドームには旧東ドイツのカール・ツアイス・イエナ社製UPP23/3型プラネタリウムが納められており、震災の被害を奇跡的に免れ、現在でも美しい星空を映し続けています。また館内にも子午線を示す仕掛けがいろいろ施されています。

(写真撮影:2006年3月19日)

明石市立天文科学館


基本データ

所在地
明石市人丸町2-6
建立年月日
1960年6月10日(1998年3月15日リニューアルオープン)
世界測地系(換算)
北緯 34度38分58.1秒 東経135度00分04.6秒
日本測地系(公称)
北緯 34度38分46.4秒 東経135度00分14.6秒
天文経度(公称)
東経135度00分00.0秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

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写真

天文科学館展望室より南を望む。人丸前駅の子午線と国道2号線の標識が写っています。

天文科学館玄関前の漏刻と子午線LED

 天文科学館の出口の西側には、黒御影石製の漏刻があります。天智天皇が日本で初めて時を伝えた漏刻にちなんで、2005年6月10日の時の記念日に設置されました。

 漏刻の下には「子午線LED」が設置され、東経135度子午線を示しています。

(写真撮影:2017年3月26日)


基本データ

所在地
明石市人丸町2-6 天文科学館玄関前
建立年月日
1998年3月(タイル)/2005年6月(漏刻)/2017年3月20日(LED)

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写真

[左]LEDが点灯していない状態の子午線。昼間はこの状態。(写真撮影:2017年3月26日)。[右]LEDになる前は2列のタイルで子午線を表示していました。(写真撮影:2006年10月22日)

科学館玄関前の子午線科学館玄関前の子午線

[左]漏刻が設置される前。タイル貼りの路上の子午線は、天文科学館周辺の震災復旧工事にともなう周辺整備事業の一環として1998年に完成したもの。奥の壁面に「東経135度子午線」の表記がありました。(写真撮影:2001年8月19日)[右]上から見た路上の子午線。タイル張りの頃、天文ホールでの行事開催時に撮影。(写真撮影:2008年10月25日)

山陽電鉄人丸前駅の子午線

 1991年の山陽電鉄高架化にともなうプラットホームの完成にあわせて完成。ホームの西端近くに白タイルで東経135度子午線が引かれているほか、高架橋にも子午線表示があります。

 東経135度を通過する鉄道は日本海側から、北近畿タンゴ鉄道宮津線、JR山陰本線、JR加古川線、神戸電鉄粟生線、JR山陽新幹線、JR山陽本線、山陽電鉄本線の7線ですが、子午線がホーム上を通過しているのはこの山陽電鉄人丸前駅だけです。4両編成の普通列車の上りなら最後尾、下りなら最前列の車両に乗ると、ちょうど子午線表示の前に降りることができます。

 この駅にはホームと改札口に七夕物語の陶版や宇宙をデザインしたタイルが敷かれていて、さながら天文科学館の専用駅のような雰囲気です。

(写真撮影:2009年3月20日/GPS実測:2008年8月2日)

時のしるべ 星が描いた 山陽電鉄 人丸前駅(朝日新聞 2009.3.7)


基本データ

所在地
明石市天文町1丁目(※駅改札は大蔵天神町) 山陽電鉄人丸前駅プラットホーム・高架橋
建立年月日
1991年
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分51.5秒 東経135度00分04.8秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分39.8秒 東経135度00分14.8秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.2秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

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写真

[左]駅高架の子午線表示(写真撮影:2008年10月25日)。[右]人丸前駅全景(写真撮影:2008年10月25日)

明石子午線郵便局

 旧・明石大蔵郵便局(明石市大蔵本町13-1)が、局舎老朽化のため、国道2号線沿いの明石市天文町一丁目3-6に新築移転。ここに東経135度子午線が通っていることから、名称も「明石子午線郵便局」と変更して、2012年6月11日にオープンしました。

 1日早ければ6月10日の「時の記念日」で、天文科学館と同じ誕生日になったのですが、2012年の6月10日は日曜日。ちょっと惜しかったのですが、なるべく近いところに合わせる辺り、こだわりと意気込みを感じます。

 1951年の天文測量に基づいて、駐車場に子午線を示すタイルのラインが引かれているほか、建物の中にも床と天井に子午線を示すラインが表示されています。

 敷地前には「日本中央標準時東経百三十五度子午線通過標」が建っていますが、こちらは1928年の天文測量に基づく位置のため、郵便局の駐車場の子午線より西側になります。

(写真撮影:2016年12月23日)

兵庫・明石に「子午線郵便局」開局(朝日新聞/YouTube 2012.6.11)

明石子午線郵便局


基本データ

所在地
明石市天文町1丁目3-6
建立年月日
2012年6月11日
世界測地系(Web地図で計測)
北緯 34度38分48.8秒 東経135度00分04.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分37.1秒 東経135度00分14.7秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.1秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

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写真

[左]郵便局開局当初の駐車場の子午線。当初はオレンジのラインが引かれていましたが、アスファルトが変形するため、後にタイルのラインに変更されました。(写真撮影:2012年7月1日)[中]郵便局の遠景。「日本中央標準時東経百三十五度子午線通過標」と天文科学館の時計塔が見えます。(写真撮影:2012年7月1日)[右]郵便局建物の中にも、床と天井に子午線の表示があります。(写真撮影:2012年8月29日)

日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標

 神明国道(現在の国道2号線)が開通した際に、1928年の天文測量で定められた子午線を示す標識として建立。コンクリート製で、トンボの標識同様、当時としては新鮮なデザインでした。しかし第二次世界大戦時の金属供出で、当時取り付けられていた銘板はすべて撤去されました。

 銘板の文言は長らく不明とされてきましたが、2009年3月に設置された解説板によると、明石市史写真資料により「日本中央標準時東経百三十五度子午線通過標」と刻まれていたいたことが分かっています。

 標識の位置は1928年の天文測量に基づいたもので、1951年の天文測量に基づいた他の市内の標識より、約10mほど西側に建っています。現在は天文科学館の案内標識となっています。

 2007年3月15日に明石市指定有形文化財に指定されています。

 なお、2009年3月より、調査のためとして標識北面の覆いが透明アクリル板に貼り替えられ、往時のコンクリート製の標識を見学できるようになっています。

(写真撮影:2009年3月28日/GPS実測:2008年10月18日)


基本データ

所在地
明石市天文町1丁目 国道2号線北側歩道上
建立年月日
1933年
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分48.3秒 東経135度00分04.4秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分36.6秒 東経135度00分14.3秒
天文経度(換算)
東経134度59分59.8秒
基準測地系
天文経度(1928年測量)

モニュメントの碑文

南面
明石市立天文科学館 東経百三十五度日本標準時子午線
東面
明石市立天文科学館 東経百三十五度日本標準時子午線
西面
明石市立天文科学館 東経百三十五度日本標準時子午線

※碑文は現在のもの。なお2009年3月に北面の覆いが透明アクリル板に交換され、天文科学館による解説板が設置されています。撤去前の北面の覆いには「明石は東経135度子午線の通るまちです。ここに昭和3年の天体測量にもとづいて、子午線標識が建てられていました。」と記されていました。(2009年4月3日追記)

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写真

[左]透明アクリル板が貼られた北面の様子。[右]2009年3月に設置された解説板。写真はクリックで拡大します。

ボランティア・サポート・プログラムのサインボード

 明石市内の国道2号線沿い、明石子午線郵便局前の歩道の花壇に立てられた「ボランティア・サポート・プログラム」(VSP)のサインボード。「ボランティア・サポート・プログラム」は、国土交通省が国道の清掃や美化活動に取り組む市民グループと協定を結ぶもので、ここでは地元の2団体と締結。サインボードの西側の支柱が東経135度子午線上にあります。

 冬至の前後は支柱の影が、北側にある明石子午線郵便局の駐車場に引かれた子午線と一直線につながるように設計されています。

(写真撮影:2015年12月23日)

“子午線接続” 冬至前後の南中時刻、支柱の影が表示線に 明石/兵庫(毎日新聞 2015.12.23)

花時計(兵庫国道事務所>ボランティアサポートプログラム>活動団体の紹介)


基本データ

所在地
明石市天文町1丁目 国道2号線北側歩道上
建立年月日
2015年12月22日
世界測地系(Web地図で計測)
北緯 34度38分48.4秒 東経135度00分04.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分36.7秒 東経135度00分14.7秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

※標識の経緯度は実測ではなく、Web地図サービスの表示から推定しています。

モニュメントの碑文

北面
東経135度日本標準時子午線

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写真

[左][右]とも。冬至の前後の正午に、サインボードの支柱の影と北側の明石子午線郵便局の駐車場に引かれた子午線がつながります。(いずれも写真撮影:2016年12月23日)

[左]ボランティア・サポート・プログラムのサインボードの西側に、1933年に建てられた「日本中央標準時東経百三十五度 子午線通過標」があります。このズレは1928年の天測と1951年の天測の差によるものです。[右]国道2号線の南側からは天文科学館の時計塔と一直線に並んでいる姿を見ることが出来ます。見えない子午線を実感する景観です。(いずれも写真撮影:2015年12月23日)

大日本中央標準時子午線通過地識標

 1910年に教育勅語発布20周年記念事業として明石郡校長会の呼びかけで建設。明石市相生町(現在の天文町2丁目)と平野村黒田(現在の神戸市西区平野町黒田)の2ヶ所に標識が建てられました。費用は郡内の教員が月給の1.5%を寄付してまかないました。建立当時は参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)の地形図に基づいて位置が定められましたが、1915年になって日本の地図原点である経緯度原点に+10.4秒の修正が加えられ、東経135度は標識より267m西になってしまいました。

 その後、1928年に昭和天皇御大典記念事業として、県立明石中学校の山内佐太郎校長らの呼びかけで子午線標識の正確な位置への立て替えが決定。京都大学野間隆治博士の見解で天文経緯度による移設が行われることになり、「トンボの標識」の項に記した京都大学の観測隊による天文測量が実施されました。

 この結果、天文経度の東経135度線は相生町の標識の103m東を通ることがわかり、子午線標識も相生町巡査駐在所(現在の大蔵交番)前に移設されました。標識正面の下部中心には縦の筋が彫り込まれており、東経135度の中心線を示しています。

 1998年の交番改築と周辺道路の整備に伴って、当初の位置より若干北側に再度移設されました。子午線上にあることに意味のある標識だけに、位置の設定には相当に気を使ったようです。

 2007年3月15日に明石市指定有形文化財に指定されています。

(写真撮影:2009年5月5日/GPS実測:2008年10月18日)


基本データ

所在地
明石市天文町2丁目 大蔵交番(子午線交番)前
建立年月日
1910年10月30日(1928年移設)
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分43.3秒 東経135度00分04.4秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分31.6秒 東経135度00分14.4秒
天文経度(換算)
東経134度59分59.8秒
基準測地系
天文経度(1928年測量)

モニュメントの碑文

南面(正面)
大日本中央標準時子午線通過地識標
東面
明治四十三年十月三十日兵庫縣明石郡小学校教員一同
西面
為教育勅語煩義第二十周年記念建立
北面
昭和参年十一月改測 工匠 石六

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写真

子午線交番全景子午線通過地識標説明

[左]大蔵交番全景。表札は「子午線交番」の方が大きく目立ちます。建物の意匠もどことなく天文科学館風(写真撮影:2008年8月10日)。[右]子午線通過地識標の解説板(写真撮影:2008年10月18日)

明石区検察庁の子午線標識

 2015年に新築された明石区検察庁に子午線標識が作られました。建物の南側に世界測地系による東経135度子午線を示すサイン、そして建物の南壁面に壁面日時計があります。明石市内の子午線標識は天文経度に拠るものがほとんどですが、検察庁の標識は世界測地系に準拠しています。

 子午線交番前の「大日本中央標準時子午線通過地識標」は、もともと明石区検察庁に隣接する神戸地裁明石支部の前に建てられていました。世界測地系に拠る子午線は、当初の標識が建てられた場所と10mほどしか離れていない場所を通っており、久方ぶりにこの地に子午線標識が戻ってきたことになります。

(写真撮影:2015年12月23日)


基本データ

所在地
明石市天文町2丁目2-21
建立年月日
2015年
世界測地系(Web地図で計測)
北緯34度38分43.6秒 東経135度00分00.0秒
日本測地系(換算)
北緯34度38分31.9秒 東経135度00分10.0秒
基準測地系
世界測地系

モニュメントの碑文

西面
↑135° このサインと日時計の位置に世界測地系による東経135度子午線が通っています 子午線

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写真

[左]子午線標識の真上に壁面日時計があります。[右]検察庁の壁面全体が子午線標識といえます。

人丸花壇駐車場の子午線

 料亭旅館「人丸花壇」の駐車場に日本標準時子午線を示すラインがひいてあります。

(写真撮影:2016年7月31日)


基本データ

所在地
明石市大蔵天神町
世界測地系(Web地図で計測)
北緯 34度38分41.1秒 東経135度00分04.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分29.4秒 東経135度00分14.7秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

※標識の経緯度は実測ではなく、Web地図サービスの表示から推定しています。

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モニュメント「刻」

 1989年に明石子午線クラブが結成25周年と明石市制70周年を記念して建立したもの。中崎公園の入口に立っています。

(写真撮影:2009年5月5日/GPS実測:2008年10月18日)


基本データ

所在地
明石市中崎一丁目 中崎公園入口
建立年月日
1989年
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分35.9秒 東経135度00分04.6秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分24.2秒 東経135度00分14.6秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.0秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

モニュメントの碑文

北面(正面)
南面
明石子午線クラブ
(氏名省略)
平成元年11月建立

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中崎小学校の子午線石碑

 1986年に日本標準時制定百周年を記念して中崎小学校が建てた石碑。側には日本測地系の経緯度を記した標柱があり「東経百三十五度0分九秒北緯三十四度三十八分二十三秒」と記されています。

 世界測地系の子午線は、この石碑の近辺を通過しています。

(写真撮影/GPS実測:2010年10月17日)


基本データ

所在地
明石市中崎一丁目 中崎小学校敷地内
建立年月日
1986年6月10日
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分35.8秒 東経134度59分59.6秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分24.1秒 東経135度00分09.6秒

モニュメントの碑文

南面(正面)
東経百三十五度
北緯三十四度三十九分
北面
日本標準時制定百周年記念
昭和六十一年六月十日
明石市立
中崎小学校
香山書

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写真

日本測地系の経緯度を記した標柱と日時計があります。

トンボの標識レプリカ

 1984年に明石青年会議所が結成25周年を記念して、明石市役所玄関前に建てたもの。ちなみに日本測地系での東経135度子午線は明石市役所を縦貫しています。1990年に市役所前の駐車場建設に伴い、現在地に移転しました。

 本来のトンボの標識は痛みが激しいのですが、このレプリカは彩色こそないものの、そのぶんシンプルで凛々しい姿を見せています。

(写真撮影/GPS実測:2008年10月18日)


基本データ

所在地
明石市中崎1丁目 中崎公園内
建立年月日
1984年(1990年現在地に移設)
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分33.6秒 東経135度00分04.8秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分21.8秒 東経135度00分14.7秒
天文経度(換算)
東経135度00分00.2秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

モニュメントの碑文

南面
標準時のまち 明石

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写真

[左]標識全景。[右]レプリカの解説板。写真はクリックで拡大します。

大蔵海岸ランニングコース子午線表示

 明石市中崎公園の護岸上の遊歩道(大蔵海岸ランニングコース)の路面に子午線表示があります。2016年現在、本州最南端の子午線標識です。

 星の友の会の吉野さんの調べによると、2015年1月の設置とのこと。

 中崎公園内にはかつて「本州最南端の子午線標識」があり、明石市立天文科学館に当時の写真が残っています。

(写真撮影:2015年6月13日)


基本データ

所在地
明石市中崎1丁目 中崎公園南側護岸遊歩道
建立年月日
2015年1月
世界測地系(GPS実測)
北緯 34度38分32.6秒 東経135度00分4.7秒
日本測地系(換算)
北緯 34度38分20.9秒 東経135度00分14.7秒
基準測地系
天文経度(1951年測量)

モニュメントの碑文

上面
東経 135° 日本標準時子午線 135°

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写真

子午線表示遠望。

関連リンク

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(2001年10月1日記/2017年2月12日更新)

塩屋天体観測所日本標準時子午線を訪ねて
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